米劇作家デヴィッド・マメットが手がけた舞台『GGR〜グレンギャリー・グレン・ロス』が、浅野忠信や宮崎あおい出演の映画『サッド ヴァケイション』（2007年）の監督・青山真治氏の初演出により、6月10日から19日まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演。同公演のチケット先行予約受付は、2月20日の夜11時59分まで行われている。

　アメリカン・ドリームを求め、不動産業界で顧客の争奪戦にしのぎを削る男たち。かつてトップセールスを記録するも、現在は落ち目の一途をたどる不動産営業マン・レヴィーン（十代目・坂東三津五郎）を軸に、ハードに働く男性の孤独な生き様と滑稽さが描かれる。キャストには、坂東のほか石丸幹二、今井朋彦、大鷹明良、加藤虎ノ介、テイ龍進らが顔を揃える。

　同作は1983年に制作され、その後アル・パチーノ、ジャック・レモン、ケビン・スペイシーが出演し『摩天楼を夢見て』（邦題 1992年）として映画化もされた。今回、演出を手がける青山氏は、2001年に『ユリイカ　EUREKA』で第14回三島由紀夫賞を受賞。映画監督としても、初夏に三浦春馬主演の最新作『東京公園』の公開を控えており、その才能を舞台演出でも最大限に発揮することとなるだろう。

　舞台『GGR〜グレンギャリー・グレン・ロス』のチケットは全席指定で9000円。25歳以下の学生は学生証持参で4500円（※当日座席指定）。なお、未就学児は入場不可。

■多才で知られる青山真治氏による初演出舞台『GGR〜グレンギャリー・グレン・ロス』 チケット先行予約情報