今年の芸能界を盛り上げたのは“おバカ”たちの存在。紅白出場まで決めてしまった羞恥心の快進撃はまさに“ひょうたんから駒”だった。昨年の今頃、このブームを予想していた人は果たして何人いたのだろうか。「おバカ」「ゆるキャラ」ギャップがウケた音楽界 “おバカ”の一大ブームをけん引した羞恥心。今年の紅白歌合戦への出場が決定しているが、今年4月に行われたデビューイベントでは「(紅白歌合戦に)行けるなら行きたい」と意欲を見せており、見事に夢と勇気を与えてくれた。一方、「紅白出たうぃっしゅ」と意気込むも叶わぬ夢と終わったDAIGOは、故・竹下登元総理の孫とぶっちゃけてから大ブレイク。「たしかに〜」「〜っすね」など、イケメンなのにゆる〜い口調が母性をくすぐった。このほか、すい星のごとく現れた黒人演歌歌手ジェロが演歌・歌謡界に新風を巻き起こしたが、全く異質の歌手が登場した。鼠先輩。名前からしてよく分からない。見た目も堅気とは思えない。歌を聴いてみると「ぽっぽぽぽぽぽ〜」という歌詞に脱力。今年の紅白では、残念ながらジェロとの歌謡対決は叶わなかったが、2008年の音楽界に大きな“かじり跡”を残したに違いない。「お笑い戦国時代」を駆け抜ける武器は“ショートギャグ” 爆発的なブレイクが少なく「お笑い戦国時代」と言われる中、最も輝いていたのはエド・はるみと世界のナベアツ。「グゥ〜」「1、2、さぁん!」といったギャグを武器に、今やテレビで観ない日はないほど。しかし両者とも、自身のブレイクに関して「やっとスタートラインに立たせていただいた感じ」(エド)、「完全に“売れかけ”てます」(ナベアツ)と非常に謙虚だ。また、バラエティ番組『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)から人気を博した芸人も数多く、見た目や一発ギャグで笑いをとる“分かりやすいショートギャグ”が人気の風潮に。その中で特に注目なのは「ラーメン、つけ麺、僕イケメン」「スタッフ〜!」でおなじみの狩野英孝。ただの一発屋で終わると思いきや、勘違いキャラとトークの微妙な下手さが人気を集め、トーク番組では完全にいじられキャラと化した。これからも大ブレイクとは程遠いが、細く長く活躍していきそうだ。水谷豊、ドアラ、沢村一樹……副業で花開いた才能 人気ドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)の杉下右京役がウケて一大旋風を巻き起こした水谷豊。セルフカバーアルバムを発売するなど歌手としての活動も積極的で、22年ぶりのライブでは、ブランクを感じさせないパフォーマンスで約1万人のファンを魅了した。そんな彼を憧れの人とあげるのが、中日ドラゴンズのマスコットキャラクター・ドアラだ。「キモかわいい」と人気で、CDデビューだけでは飽き足らず、映像作家として自らのDVDを制作するなど“本職”以外でも活発に活動した。また、本職以外で“才能”を発揮した人といえば沢村一樹。俳優としては、主人公の上司役などでドラマの脇を飾るなどオイシイ役柄が多いが、トーク番組では下ネタが炸裂。会見でも「下ネタはしゃべると出てくるんです」と発言しているように「エロ男爵」としての地位を確立しており、現在、最も“黙っていればカッコ良い人”にふさわしいと言えるのでは。
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【記者S】
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2008/12/27