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　テノール歌手の秋川雅史が「世界の子どもにワクチンを 日本委員会（JCV）」にワクチン2万8000本を寄付し、29日（火）富士火災本社にて贈呈式と感謝状授与式が行われた。ワクチンの本数は秋川自身のコンサート７都市８公演分の来場者数に合わせた数字で、秋川は「世界の子どもたちが少しでも笑顔になれば」と話した。

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　同団体は、ソフトバンクホークスの和田毅投手が投球数や投球内容に応じた数のワクチンを寄付している事でも知られる認定NPO団体。現在はミャンマーやラオスを中心に、ポリオやはしかのワクチンを届けている。秋川のコンサートに協賛した富士火災海上保険も同団体に協力。その縁で今回の寄付が実現した。

　秋川は「ポリオは日本でも接種義務がある事は知っていましたが、恥ずかしながら大勢の子どもたちが亡くなっていることは存じておりませんでした。今回、富士火災さんからお話しをうかがって、参加させていただきました」とコメント。「日本は恵まれすぎているのではないかと、世界を回ってみて思いました。恵まれている国だからこそ、自覚と責任を持つべきかと思います」と言い、ワクチン募金への参加を呼び掛けた。


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