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松山千春、平常心で2000回目のステージ

 現在全国ツアー『自壊』を展開中の松山千春が5月10日、神奈川県民ホールでコンサート2000回を達成した。ホール・コンサート2000回は谷村新司(アリス含む)、さだまさし、南こうせつ、THE ALFEEに続いて5組目の快挙となった。

 ただメモリアルだからと特別な企画を行う訳ではなく、あえていつも通りのツアーの1本でサラッと2000回を迎えるというのがフォークシンガー松山千春らしい。

 6時35分に初期の名曲「かざぐるま」でスタート。「2000回目の今日は気合をいれていかせてもらいます。次の広島でも2001回目だから気合をいれていくぞって言うと思うけどな」と、いつもと変わらないトークで客席をわかせながらのステージとなった。

 9日に発売したばかりの新曲「自壊」「宗谷岬」「賭け」そしてヒット曲「窓」「旅立ち」「長い夜」などを含むステージは本編、アンコール合わせて18曲、2時間45分。
 詞に対する独自の解釈を披露しながら「千の風になって」を歌い客席を大喜びさせるなど、ファンサービスを忘れない一面もいつも通り。

 とは言っても、「いつもより15分ほど長かったですね。やはり2000回ということで本人もテンションがあがっていたんではないでしょうか」という関係者の証言も。やはり特別な想いはあったのだろう。

 「デビュー当時からのファンの人にとって、今の俺(のルックス)は詐欺みたいなもの。2000回もみんなよく付き合ってくれたな。最近は、俺も年齢とともに自分が壊れてきていると感じる。これは人間として逃れられないこと。フォークシンガーとしては、そんな自分を受け止めて歌にするのが当然。「自壊」はそんな曲。これからもすべてを受け止めて歌にしていくつもり」とステージ上から客席に語りかけていた。

 そして、ステージが終わった後に楽屋で2000回達成の感想を聞いた。
 「2000回もよくやってきたなという想いと、ステージでも話をしたお客さんに対する感謝の気持ちだけだね。今日はフォークシンガーとしては通過点に過ぎないと思う。自分はこれからもずっとフォークシンガー。もし、声が出なくなったとしても、お客さんにはそんな俺を見に来て欲しいと言いたい。もし客が来なくなったら‥、俺が1軒1軒訪ね歩いてでも続けるよ」

 全部で29本が組まれている今回のツアーは、まだ始まったばかりだ。6月には2日間の国際フォーラムAも予定されている。そして7月10日の北海道厚生年金会館まで続いていく。そして気がつけば、3000回が見えているということになるのかもしれない。

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