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話題のホストグループAcQuA-E.P、ついにデビュー

芳晶せいじ(AcQuA-E.P.)

あのホストグループ、ついにデビュー

 業界ナンバーワンのホストクラブの経営者として、今やマスコミに引っ張りダコのclub AcQuA 代表・芳晶せいじ。その彼が同クラブのメンバー計8名からなるバンドAcQuA-E.P.を結成。自分たちのインディーズレーベルPYGMYをXLQ内に立ち上げ、9月27日に1stインデイーズシングル「禊-MISOGI-」でCDデビューを飾る。彼らが音楽に着手した理由と、その決意のほどは?

ホストの“企画”ではなく本物志向のアーティストに

── なぜこのタイミングで音楽をやろうと思われたのでしょう?

Seiji:今まで何度かお話はあったんです。でも、そのほとんどが“企画もの”という括りで、そういうやり方は僕自身、嫌で断っていて。そんな中、今年の4月にプロデューサーの戸井田さんと出会い、企画ものではなくアーティストとして長い



「禊-MISOGI-」
作詞/清春 作曲/真白リョウ
初回限定盤(RBMT-0002)2000円(税込)
通常盤(RBMT-0003)1200円(税込)
スパンでやってみないかという話を頂いて、そこからすべてが始まっていったというわけです。

── つまり「ホストが片手間に歌をやっている」という見方をされたくなかった?

Seiji:そうですね。ホストって、社会的にはアンダーグラウンドじゃないですか。100人に聞いたら100人が「いいイメージ」とは絶対に言ってくれないし。そんな僕らでも、真剣にやれば人に感動や元気を与える歌を歌えるんだぞというのを証明したくて。たとえばこうやって取材に来られる方の中にも、ホストをバカにしているような方が大勢いるんですよ。どうせホストでしょ、みたいな感じで話をちゃんと聞いてくれなかったり、貢物を貰っていると決めつけてかかってきたりして。でも実際、うちでは貢物は一切お断りしていますし、ホストという仕事に僕もスタッフも全員、誇りを持ってやっています。

── ということは、音楽を通じてホストの地位を向上させることが歌手デビューの目的?

Seiji:いや、違います。ホストと歌はまったく別のものと考えています。リンクしてホストの地位も向上するかもしれないけど、それとは別にアーティストとして僕らをまっすぐ見てもらいたいんですよ。目標はズバリ、オリコンチャート第1位!インディーズとメジャーのチャートで同時に1位をとった人はまだいないということなので、それを実現させて音楽業界に切り込むぞ!! ぐらいの覚悟でやっています。あと、個人的に伝えたいメッセージがあって、この話を頂いたとき「それを歌で伝えればより大勢の人に伝わるんじゃないか」と直感した、というのもあります。

── もともと歌は得意だったんですか?

Seiji:聴くのは好きやったんですけど、歌うことは正直、そんなに得意じゃなくて。だから店にもカラオケを置かなかったり、なるべく避けて通ってきました。だから今回のレコーディングでも僕が一番、時間がかかってしまって…。店では経営者としてみんなを雇っている立場なのに、バンドになると「ココはこうしたほうがいいですよ」とか、立場が急に逆転してアドバイスされる側に(笑)。でもビックリするほどレッスンをして挑んでいるので、すごくいいものができたと思います。

── 具体的にはどんなレッスンを?

Seiji:毎日ボイストレーニングを3時間、ダンスレッスンを3時間、計6時間ぐらい。それを今も続けています。

── ホストの仕事と平行して?

Seiji:もちろん。それが、歌をやるにあたっての条件でしたから。みんなにもホストと歌、両方に100%ずつ力を出して200%の力でぶつかって行くんやでと常日頃から言っています

── そうすると1日のスケジュールは?

Seiji:このプロジェクトが始まるまでは夜中4〜5時に起きて出勤し、昼の1時ぐらいまで営業する…、一番賑わう時間帯が朝方なんで、言ってしまえば築地の仕事みたいな感じですかね(笑)。その後ミーティングをして夕方ぐらいに解散し、各自、取材を受けたりちょこちょこ仕事をしてから家へ帰って寝る。でもここ最近は昼から夜の時間帯にかけてずっとレッスンということで、そのぶん店に出勤する時間が少なくなってきているのは事実ですね。ただ、お客さんにも「寂しい思いをさせるかもしれないけど、アーティストとして必ずいい結果を出すから」と説明しているし、club AcQuAがあっての僕らだと思ってるんで、たとえ店に出れるのが月に1度になったとしても続けていこうとメンバー全員、言ってくれています。

ホスト業界の異端児が音楽シーンの改革に挑む

── デビューシングル「禊-MISOGI-」は作詞:清春、作曲:真白リョウ、そしてサポートメンバーにhide with Spread BeaverのChirolyn(Ba)、D.I.E.(Key)、GacktのサポートをしているRyu(Dr.)ら一流のミュージシャンが加わった本格派ロック。この曲をデビュー曲に選んだいきさつを教えてください。

Seiji:最初にプロデューサーの戸井田さんと会ったときは僕ひとりだったんですけど、信頼できるAcQuAの仲間たちと一緒にやりたいということで、セレクトしたメンバーを全員集合させてプロデューサーに引き会わせたのが5月2日、ちょうどhideさんの命日だったんですね。それから3ヶ月間、ほんまに必死で練習しつつ、どういうことをやりたいかというのを、お互い十分話し合った上で方向性を決めていきました。戸井田さんはあれだけビックアーティストを育てて来られた方にも関わらず、僕らみたいな新人の意見を真剣に聞いてくれるんです。この曲は一度聴いただけで気に入って、タイトルも僕が自分でつけさせてもらったりして、今、めちゃめちゃ愛しています。正真正銘、僕らが心をこめて歌える歌です。

── PVはラスベガスで撮影したとか。

Seiji:うちのスタッフに初めて見せたとき「こんなカッコイイのができると思わんかった」って、みんな唖然としていました。レッスンとかで昼間外に出る時間が増えたせいか、この撮影をする頃にはだいぶ太陽に免疫がついてたんですけど、砂漠で、体感温度が50度とかで、ペットボトルの水がお湯になるくらいの酷暑だったんです。でも楽しかったですよ。しんどさよりも、新しい経験ができる喜びのほうが勝っていました。実は僕の弟もメンバーのひとりとしてギターを弾かせてもらっていて、一流ミュージシャンと一緒に演奏できることにすごい感動してました。僕は若くしてホストになるため家を出たんですが、自分が持っていたフェルナンデスのギターを当時9歳の弟にあげて「毎日8時間ぐらい練習するんやで」と何気なく言ったところ、弟はそれを忠実に守って、成長してなかなかの腕前になった。結局、彼は僕のあとを追ってホストになったんですけど、AcQuA-E.P.をやるにあたって誰より一番うれしかったのは、たぶん弟のNaotoだと思います。

── 先ほど「個人的に伝えたいメッセージがある」とおっしゃっていたのは、弟さんに対するもの?

Seiji:いいえ。僕の母親が一昨年子宮体ガンになって。男ですから、そういう病気に関してまったく無知で、いろいろ調べてみたら早期に発見して治療すれば治るということがわかったんですけど、うちの母親は手術をしなければならず、手術後にみるみる笑顔と若さが消えてゆき…。この病気は女性のすべてを奪ってしまうんだなと。だとしたら僕をここまでにしてくれた女性たちのためにも、女性のガン検診の大切さをシッカリ伝えていくのが僕の使命なんじゃないかと思ったんです。

── ちょっと意外な発言というか。

Seiji:成功というのはお金や名誉を手にすることじゃなく、自分にしかできない使命を具現化し、達成することだと思うんですよ。自分で本を書いて出版したりもして、この業界で僕は異端児扱いされていますけど、だからこそナンバーワンになれたんだと思うし、これから音楽の世界でも、今まであった壁をブチ壊すようなアーティストになって、日本のミュージックシーンを変えていきたいですね。捨てるものが何もないですから、僕には。モラルをきちんと守って、歌とダンスと、僕が人気ホストの必須条件だと考えている面白いトークで楽しいことをどんどんやってみんなを笑顔にしていこうと思ってるんで、ぜひ期待して頂きたいと思います。
(インタビュー・文/中村美里)



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