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20周年を迎えた徳永英明、女性の名曲をカバー

20周年を迎えた徳永英明
大ヒットカバー第2弾『VOCALIST?』リリース


 今年、デビュー20周年を迎え、7月まででシングル3作、アルバム、DVDを各1作リリースし、バラードツアーも実施。まさに精力的な活動を続ける徳永英明が、女性アーティストによる名曲ばかりをカバーし、昨年リリースしていた『VOCALIST』の第2弾をリリースする。『VOCALIST』はオリコンチャート5位に初登場後、息の長いセールスを示すロングセラーとなったが、徳永にとって、どのような意味を持つアルバムだったのだろうか。

 ユニバーサルミュージックへの移籍が決まった直後、徳永は01年から02年にかけ、病気療養のための休業を余儀なくされている。しかしその間、01年末に同社から発売されたベストアルバムボックス『一期一会』は1万円を超える5枚組商品ながら、約3万セットが出荷された。「当然、本人によるプロモーションはなかったわけですが、それでこれだけの実績をつめたということで、熱心なファンの心を掴んでいるアーティストなんだと改めて認識しました」(UMK社・藤倉尚氏)。

 02年11月に復帰し、その後も順調な活動を行っていた徳永だが、藤倉氏の言葉にある多くの「熱心なファン」以外にまで強烈にアピールしたという点で、画期となった作品は昨年9月にリリースしたカバーアルバム『VOCALIST』だろう。ソングライターでもある徳永がタイトルそのままにボーカリストであることに徹し、しかも女性アーティストがヒットさせた作品ばかりを選曲したこのアルバムは、アーティストとしての徳永の存在感を大きく変えた感すらある。
 事実、オリコンチャート初登場5位、初動売上3.2万枚でスタートした『VOCALIST』はその後、43週にわたってTOP300にランクする実に息の長いセールスを示した(TOP100内だ
 





『VOCALIST2』
初回盤:UMCK-9149
3800円(税込)
通常盤:UMCK-1212
3000円(税込)
8月30日発売





けでも21週)。累積売上に占める初動売上の割合は約12%とかなり低い。ブレイクへの過程にある若いアーティストならいざ知らず、今年デビュー20周年を迎えた徳永のようなベテランとしては、非常に珍しいチャートアクションだ。徳永の声の魅力、歌の上手さ、さらには女性の心象風景、世界観すら自然に表現してしまう徳永独得の艶のようなものに、従来からのファン以外のグレーゾーン、ホワイトゾーンまでが次々に反応していった結果が、そのセールスに表れていると言えるだろう。

従来のファン以外も取り込んだ『VOCALIST』

 その『VOCALIST』について、徳永自身は今年2月のインタビュー(オリジナルコンフィデンス誌 2月20日号)で「昔から僕はよく声がいいと言われていて、それは誉め言葉として受け止めることもできるけれど、逆に「それだけ? もっと他の部分も見てよ」みたいな思いも多々あったわけですよ。だから、何をカバーするかという以前に、声だけにフォーカスしたアルバムという点で少なからず抵抗があった」と語っていた。しかし、前述の通りのリスナーの反応に、「自分の声は武器なんだというのを20年目にして初めて理解できた。(中略)この声でいいんだと思えるようになったのは、本当にこの『VOCALIST』のおかげ」とも語っている。徳永自身の内面にも一つの変化をもたらせたアルバムということになる。

 カバー作品ばかりで構成したアルバムと言えば、山下達郎の『ON THE STREET CORNER』シリーズ、最近では槇原敬之の『Listen To The Music』シリーズなどの例があるが、セールスの上で成功した例というのは意外に少ない。まして、男性が女性の曲ばかりを歌うという極めて高い企画性を持ち、しかもアーティスト自身が持つイメージの幅を良いかたちで増幅させてしまうほどの成功例という点で、『VOCALIST』はロッド・スチュワートの『ザ・グレイト・アメリカン・ソング・ブック』シリーズと比肩し得る存在かもしれない。UMK社、マネージメントプロダクションであるリアルフォーチュンでは、この“VOCALIST”を徳永の今後の活動における一つのブランドと位置付けていく構想を持っているという。

 その構想の中、8月30日には第2弾となるカバーアルバム『VOCALIST2』をリリースする。『VOCALIST』同様、70年代から00年代に至る女性アーティストによる名曲の数々をカバーしたもので、一足先に7月26日には、中島美嘉の「雪の華」をカバーした先行シングルもリリース。でき得る限り自分を消し、原曲に忠実に歌ったということだが、それだけにかえって楽曲の持つ魅力とともに、徳永の声の魅力をも同時に感じとることができる。

 デビュー20周年を迎えた今年は、2月のシングル「SAYONARAの理由/ボクニデキルコト」を皮切りに、同じく2月のバラードベストアルバム『BEAUTIFUL BALLADE』、DVD『BEAUTIFULL CLIPS』、JR東日本「大人の休日倶楽部」2006CMソングとなるシングル「恋をしてゆこう」を6月にリリース。その間、3月から7月にかけ、全34公演を行う“Hideaki Tokunaga 20th Anniversary Concert Tour 2006『Beautiful Ballade』”を開催するなど精力的な活動を行っている徳永だが、夏の野外フェスへの出演等をはさみ、今年後半は「雪の華」、『VOCALIST2』リリースの後、10月から12月にかけ、フルオーケストラとともに上記“シンフォニックコンサート2006”を開催する。

 また意外なことに映画へはこれが初出演になるという『旅の贈りもの 0:00発』も10月7日から公開され、同映画挿入歌「Happiness」も今秋の発売を予定。21年目に向け、上半期以上に充実した活動を行っていく。


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