タレントのにしおかすみこが16日、都内で書籍『ポンコツ一家 最後の2年』(講談社)サイン会&トークイベントを開催した。
会見はいつものあいさつ「あ〜! にしおかあ〜すみこだよっ!一発屋と文豪の二足の草鞋を履きたいと思ってるのは、どこのどいつだ〜い?あたしだよっ」から幕開け。
続けて「母が認知症で、姉がダウン症で、父が酔っぱらいで、私が一発屋でわちゃわちゃやっています。まとめたのが、『ポンコツ一家』、2冊目が『ポンコツ一家2年目』、そして今回の3冊目『ポンコツ一家 最後の2年』となります。よろしくおねがいします!」と呼びかけていった。
■にしおかすみこ
――自身三作目となる『ポンコツ一家 最後の2年』が発売されました、率直な感想を教えてください。
すごく嬉しいです。2冊目を出した瞬間から、何の確約もないのに3冊目をだしたいと言っていたのですごく嬉しいです。一言一句私が書いているのですが、書籍って本当に多くの方の力が合ってできるんだと思いました。
――2作目からは少し間が空いて、本書刊行となりました。新刊を待っている声もあったとのことですが、発売が決まったとき周りからの反響などはありましたか?
『待ってました』とか『嬉しい』と言ってくださる方はいるんですが、私に直接言う人だから悪いことをいうことはいないじゃないですか。だからちょっといま天狗になっているところです。全国の書店さんからもコメントを送ってくださって、介護している人が『私のバイブルです』と書いてくださったり、母が亡くなったので、母をしのぶ声もあって、それもとっても嬉しくて、いろんな方に愛されてしのんでいただいてよかったねと思っています。
――1作目、2作目から大きく変わったのはお母様を亡くされたことかと思います。執筆活動において変化はありましたか?
去年の11月に母がなくなりまして、84歳で老衰だったんですね。亡くなった時のことと、母も一緒で4人で暮らした最後の2年間をつづっています。書いているときはまさか亡くなると思わなかったので、エネルギッシュな母がいるのがこの3冊目が最後になると思うんですね。だから最終章になるかなと思っています。最後に番外編を1本書き下ろしでつけているんですが、月に1回の連載では出すか出さないか迷ったんですが、出さなかったんですね。書籍だとうちの家族のことを全部読んでもらってからなので、誤解がないと思いました。『ポンコツ一家』を好きで読んでくださっている方は、父がずっと酔っぱらっていると思っていると思うんですね。番外編は父が出ているのでああこういう感じかとわかっていただけると思います。らしいといえばらしいのですが、衝撃が走ると思います。
――家族の在り方や関わり方に変化はありましたか?
変化はありました。もともと連載も書籍もきれいごとじゃないということと絶対に盛らないということは気を付けているんです。母や姉が言ってもないことを言ってると思われるもの嫌だし、認知症の方やダウン症の方が勘違いされることも嫌なので。携帯のメモアプリに全部いれてあって、それを見ながら書くんですね。連載って1年前のことを書くんですよ。腹が立ったと書いていると、1年後の私も腹が立つんですよ。でも母が亡くなってからは、すごく腹が立ったと書いてあっても腹が立たないんですよ。なつかしかったり、さみしかったし、なにがあっても生きていてほしかったなとも思います。認知症ではよく『ロンググッドバイ』って言うんですよね。だからちょっとずつお別れになると思っていたので。
――家族の在り方に変化はありましたか。
変化はありました。母が亡くなって、葬式を終えて早々に私と姉は実家を出ました。私が一人暮らしで、姉が施設にいます。その距離は近いので、すごく行き来をしてやり取りしています。母とかかわっていた時間があいたので、姉とすごしたりしています。福祉の方々に全面的にお世話になりながらマイペースに暮らしています。父は実家に一人で暮らしています。元サラリーマンなので安くない年金があります。姉の施設代や生活費は私がみるので、ひとりなら大丈夫だろうという考えです。
――本書をお読みになる方の中には介護に携わる方や、これから携わっていく方もいるかと思います。時には疲れてしまうことやイライラしてしまうこともあるかと思いますが、にしおかさんはそうした時、どうしていますか?
母と5年半暮らしたんですが、なるべくこまめに息抜きするようにはしていました。疲れてすごく病んでしまうと元に戻れないと思うので。たとえば息抜きなんですけど、高いランチを意味もなく食べるとか、お刺身ランチが好きなので、高くても3500円までとか決めて。食べたからすっきりすることはしないんですがちょっと満足するとか、ウォーキングするとか。ベジタブルカービングの趣味がありまして、わかりますか?大根とかにんじんとかにんじんの龍とかそれを作っている時間が無なのですごく息抜きになるんですよね。できた作品は私はそれだけのインスタがあって、ものすごく人気がなくて、写真をとって崩して食べるので、野菜たっぷり食べるので吹き出物がなくなったりしています。
――1冊目では、壊れていた洗濯機を購入されていました。シリーズ2冊で77000部を超え、3冊目を入れると累計10万部が目前ですが、達成されたら買いたいものなどはありますか?
一番はたくさんの方に笑っていただきたいということです。でもやっぱり印税は大切ですよね。五十肩なので、3冊目を書くにもパソコンにずっと向かっていると体ががちがちになってとんでもないことになるんです。ちょっとでも体にいい寝具とか、枕とか。高級旅館で源泉かけ流しに姉と行きたいですね。ちょっとでも肩をなんとかして次の書籍の執筆に向けられたらと思います。
――これからの仕事の目標はありますか。
2冊目の時も言ったんですけど映画化したいなと。2冊目のときに三谷さんとクドカンさんがいいと言ったんですが、まったくオファーが来ないんですよ。せっかく3冊目になるので、シーズン1を三谷幸喜さん、シーズン2をクドカンさんで、シーズン3を是枝監督にしたいなと思っております。拡散希望です。
――現在介護されている方へのメッセージをお願いします。
なんでも迷子ですから…常に自分ファーストでと思っているんですね。自分が一番元気でないと大切な人を幸せにできないと思っています。私は雑なのでそうでもないんですが、優しい人ほど抱えちゃったりがまんしちゃったりすると思うので、勇気を出して手放すことも大切だと思います。外で笑ったり楽しい時間を過ごすことって家族を見捨てることではないんですよ。でもそう思えなくなるんですよ。ちょっとでも息抜きをしていただければと思います。
――監督の話、主演の女優の話がありましたが、誰に演じてもらいたいでしょう?
吉瀬美智子さんです。『千葉の吉瀬美智子』っていつも勝手に言ってるんです。
――吉瀬さんが冒頭SMやってくれたら話題になりそうですね。演技指導はどうしますか。
お名前を出させていただくだけでおこがましいので……。あ、でも『あーっ』と『にしおか〜っ』はマンツーマンでお教えします。
会見はいつものあいさつ「あ〜! にしおかあ〜すみこだよっ!一発屋と文豪の二足の草鞋を履きたいと思ってるのは、どこのどいつだ〜い?あたしだよっ」から幕開け。
■にしおかすみこ
――自身三作目となる『ポンコツ一家 最後の2年』が発売されました、率直な感想を教えてください。
すごく嬉しいです。2冊目を出した瞬間から、何の確約もないのに3冊目をだしたいと言っていたのですごく嬉しいです。一言一句私が書いているのですが、書籍って本当に多くの方の力が合ってできるんだと思いました。
――2作目からは少し間が空いて、本書刊行となりました。新刊を待っている声もあったとのことですが、発売が決まったとき周りからの反響などはありましたか?
『待ってました』とか『嬉しい』と言ってくださる方はいるんですが、私に直接言う人だから悪いことをいうことはいないじゃないですか。だからちょっといま天狗になっているところです。全国の書店さんからもコメントを送ってくださって、介護している人が『私のバイブルです』と書いてくださったり、母が亡くなったので、母をしのぶ声もあって、それもとっても嬉しくて、いろんな方に愛されてしのんでいただいてよかったねと思っています。
――1作目、2作目から大きく変わったのはお母様を亡くされたことかと思います。執筆活動において変化はありましたか?
去年の11月に母がなくなりまして、84歳で老衰だったんですね。亡くなった時のことと、母も一緒で4人で暮らした最後の2年間をつづっています。書いているときはまさか亡くなると思わなかったので、エネルギッシュな母がいるのがこの3冊目が最後になると思うんですね。だから最終章になるかなと思っています。最後に番外編を1本書き下ろしでつけているんですが、月に1回の連載では出すか出さないか迷ったんですが、出さなかったんですね。書籍だとうちの家族のことを全部読んでもらってからなので、誤解がないと思いました。『ポンコツ一家』を好きで読んでくださっている方は、父がずっと酔っぱらっていると思っていると思うんですね。番外編は父が出ているのでああこういう感じかとわかっていただけると思います。らしいといえばらしいのですが、衝撃が走ると思います。
――家族の在り方や関わり方に変化はありましたか?
変化はありました。もともと連載も書籍もきれいごとじゃないということと絶対に盛らないということは気を付けているんです。母や姉が言ってもないことを言ってると思われるもの嫌だし、認知症の方やダウン症の方が勘違いされることも嫌なので。携帯のメモアプリに全部いれてあって、それを見ながら書くんですね。連載って1年前のことを書くんですよ。腹が立ったと書いていると、1年後の私も腹が立つんですよ。でも母が亡くなってからは、すごく腹が立ったと書いてあっても腹が立たないんですよ。なつかしかったり、さみしかったし、なにがあっても生きていてほしかったなとも思います。認知症ではよく『ロンググッドバイ』って言うんですよね。だからちょっとずつお別れになると思っていたので。
――家族の在り方に変化はありましたか。
変化はありました。母が亡くなって、葬式を終えて早々に私と姉は実家を出ました。私が一人暮らしで、姉が施設にいます。その距離は近いので、すごく行き来をしてやり取りしています。母とかかわっていた時間があいたので、姉とすごしたりしています。福祉の方々に全面的にお世話になりながらマイペースに暮らしています。父は実家に一人で暮らしています。元サラリーマンなので安くない年金があります。姉の施設代や生活費は私がみるので、ひとりなら大丈夫だろうという考えです。
――本書をお読みになる方の中には介護に携わる方や、これから携わっていく方もいるかと思います。時には疲れてしまうことやイライラしてしまうこともあるかと思いますが、にしおかさんはそうした時、どうしていますか?
母と5年半暮らしたんですが、なるべくこまめに息抜きするようにはしていました。疲れてすごく病んでしまうと元に戻れないと思うので。たとえば息抜きなんですけど、高いランチを意味もなく食べるとか、お刺身ランチが好きなので、高くても3500円までとか決めて。食べたからすっきりすることはしないんですがちょっと満足するとか、ウォーキングするとか。ベジタブルカービングの趣味がありまして、わかりますか?大根とかにんじんとかにんじんの龍とかそれを作っている時間が無なのですごく息抜きになるんですよね。できた作品は私はそれだけのインスタがあって、ものすごく人気がなくて、写真をとって崩して食べるので、野菜たっぷり食べるので吹き出物がなくなったりしています。
――1冊目では、壊れていた洗濯機を購入されていました。シリーズ2冊で77000部を超え、3冊目を入れると累計10万部が目前ですが、達成されたら買いたいものなどはありますか?
一番はたくさんの方に笑っていただきたいということです。でもやっぱり印税は大切ですよね。五十肩なので、3冊目を書くにもパソコンにずっと向かっていると体ががちがちになってとんでもないことになるんです。ちょっとでも体にいい寝具とか、枕とか。高級旅館で源泉かけ流しに姉と行きたいですね。ちょっとでも肩をなんとかして次の書籍の執筆に向けられたらと思います。
――これからの仕事の目標はありますか。
2冊目の時も言ったんですけど映画化したいなと。2冊目のときに三谷さんとクドカンさんがいいと言ったんですが、まったくオファーが来ないんですよ。せっかく3冊目になるので、シーズン1を三谷幸喜さん、シーズン2をクドカンさんで、シーズン3を是枝監督にしたいなと思っております。拡散希望です。
――現在介護されている方へのメッセージをお願いします。
なんでも迷子ですから…常に自分ファーストでと思っているんですね。自分が一番元気でないと大切な人を幸せにできないと思っています。私は雑なのでそうでもないんですが、優しい人ほど抱えちゃったりがまんしちゃったりすると思うので、勇気を出して手放すことも大切だと思います。外で笑ったり楽しい時間を過ごすことって家族を見捨てることではないんですよ。でもそう思えなくなるんですよ。ちょっとでも息抜きをしていただければと思います。
――監督の話、主演の女優の話がありましたが、誰に演じてもらいたいでしょう?
吉瀬美智子さんです。『千葉の吉瀬美智子』っていつも勝手に言ってるんです。
――吉瀬さんが冒頭SMやってくれたら話題になりそうですね。演技指導はどうしますか。
お名前を出させていただくだけでおこがましいので……。あ、でも『あーっ』と『にしおか〜っ』はマンツーマンでお教えします。
2026/09/17