サザンオールスターズの桑田佳祐が5日、神奈川県の茅ヶ崎市民文化会館 大ホールにて、茅ヶ崎FM開局2周年を記念したラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』の公開収録イベントに出演した。約2年ぶりの“里帰り”となったこの日、桑田は生歌唱も交えたスペシャルな編成で観客を魅了。イベントの一部は、11日午後11時からの番組内で放送される。

【ライブ写真】応募殺到&会場満員!『桑田佳祐のやさしい夜遊び』公開収録イベントの模様

　茅ヶ崎FMは、茅ヶ崎初のコミュニティFMとして2023年に開局。1日に開局2周年を迎えたことを記念し、TOKYO FMをはじめとするJFN系列38局と茅ヶ崎FMで放送中の同番組の公開収録が実現した。観覧チケットには応募が殺到し、会場は満員となった。

　この日のステージには、桑田のソロやサザンオールスターズの活動を支えるサポートメンバーとして、斎藤誠（ギター）、片山敦夫（ピアノ＆キーボード）、TIGER（コーラス）、山内薫（ベース）が参加。茅ヶ崎にまつわるトークのほか、サザンオールスターズ／桑田佳祐のオリジナル楽曲に加え、桑田が多大な影響を受けたザ・ビートルズや、茅ヶ崎が生んだスター・加山雄三のカバーも含めたセッションが披露されると、客席からは大歓声と拍手が沸き起こった。

　桑田は「茅ヶ崎FM、2周年おめでとうございます！」「故郷（ふるさと）でこのようにみなさまとお会いできたことは本当にうれしいです。これからも茅ヶ崎と茅ヶ崎FMをよろしくお願い申し上げます！」と感謝を述べ、温かい一体感に包まれながらイベントは幕を閉じた。

　茅ヶ崎FMパーソナリティの宮治淳一氏も「桑田さんのアイデアをいただいて開局したこの茅ヶ崎FMが、茅ヶ崎市民の皆様のお陰で2周年を迎えることができて非常にうれしく思います。そして、ついに桑田佳祐さんを公開収録という形でお迎えすることができて、リスナー、スタッフ、茅ヶ崎市民一同も興奮しております！」とコメント。初の公開収録実現に喜びを語った。

　また、桑田は12日に日本武道館にて開催される特別イベント『九段下フォーク・フェスティバル’25』への出演も控えており、今後の活動にも注目が集まる。