シンガーソングライター・由薫が、3月にリリースした新作EP『Wild Nights』を携えて開催した東名阪ツアー『YU-KA Tour 2025 “Wild Nights”』が、17日に東京・LIQUIDROOMでファイナルを迎えた。 地鳴りのような低音と青い照明に包まれたステージに、由薫とバンドメンバーが登場。幻想的な雰囲気のなか、「Dive Alive」でライブの幕が開けた。続く「Sunshade」では、腕を伸ばして「どこにもいない 君を探した」と切なく歌い、観客を夢幻的な音の世界へと誘う。「私と一緒に素敵な、そして激しい嵐の夜を味わってもらえたら」と語ると、インディーズ時代の初配信楽曲「Fish」を披露。10代の頃の怒りや孤独が込められたこの曲では、「酒飲んで さかなみたいになって…」という刹那的な歌詞が、ドリーミーな演奏により深い余韻を残した。 そして、新曲「Mermaid」や、「お惣菜をひとりで体育座りして食べる夜もあるでしょ?」との語りから「勿忘草」を披露。茜色の照明のなか、由薫の歌声が「涙に染まった夕日も 迎えにきてくれた」と優しく響いた。静けさをまとった前半を締めくくるのは、代表曲「星月夜」。目を閉じ、胸に手を当てながら歌う姿からは、孤独から光へと向かう強い意志が感じられた。
2025/04/19




