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かつて「やまだかつてないバンド」で活躍のMALTA、75歳で56枚目アルバム 大谷翔平の“験担ぎ”

 ジャズサックス奏者・MALTAが、通算56枚目のオリジナル・アルバム『MALTA Jet Moon』を17日にリリースする。大ファンだというドジャース・大谷翔平にあやかり「験担ぎ(げんかつぎ)」の思いも込められた。

【画像】MALTA『MALTA Jet Moon』


 MALTAは、東京藝術大学から米バークリー音楽大学に進み、同校では教鞭もとった。その後、ライオネル・ハンプトン楽団に迎え入れられ、同バンドのリードアルト兼コンサートマスターも務めた。

 1983年に日本デビューすると、レーサーの松本恵二、星野一義らを起用してのJT「キャビン」のCM曲「SCRAMBLE AVENUE」「HIGH PRESSURE」や「OBSESSION」がヒット。『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』(フジテレビ)では、山田邦子率いる「やまだかつてないバンド」のメンバーとなり、「やまだかつてないWink」のシングル曲「“T” intersection 〜あなたに戻れない〜」も手がけた。

 そんなMALTAの持論は「ジャズは社会から生まれ、社会を作った」で、自らの「心に残る1曲」としてグレン・ミラーが作曲し、グレン・ミラー楽団のバンドテーマにもなっていた「ムーンライト・セレナード」を挙げる。 同曲は、かつて上野樹里が主演した映画『スウィングガール』(2004年)の演奏シーンで登場したことで「若い世代に一気に広がった作品だった」(MALTA)とし、その上で「昭和、平成、そして令和となった今、自分なりに若い世代にもアピールできるアルバムを作りたいと思った」と言う。

 そして、完成させたのがアルバム『MALTA Jet Moon』。新作のキャッチフレーズには「MALTAジェット・ムーンが紡ぎ出す魅惑の新宇宙へ!」を掲げ、「もっと自由に、軽やかに、気持ちよく、円熟したMALTAサウンドで酔わせたい」とアピールする。

MALTA『MALTA Jet Moon』

MALTA『MALTA Jet Moon』

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 アルバムは『I Love DANSEN』(2020年9月発売)以来で、実に4年4ヶ月ぶり。「俺ね、ドジャースの大谷翔平さんの熱狂的なファンなんですよ。大谷さんは高校生の時にプロになろうと決心した日が9月19日で、しかも、昨年9月19日に、あの大記録とも言える50-50を達成したんですね。実は、俺の誕生日も9月19日なんです。それで1人で興奮していたのですが、その時に『だったら…』と、新しい年になって、大谷さんの背番号『17』という数字にあやかって1月17日にアルバムを出そうとなったのです。正直言って“験担ぎ”なのですけどね」

 75歳になり「これからもポピュラーなジャズ・サウンドでMALTAの世界を魅せていきたい」と意欲を新たにしている。
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