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“ヤバカッコイイ”今、来てるタレント〜伊藤英明

 『LIMIT OF LOVE 海猿』(羽住英一郎監督)が、スゴイことになっている。公開約3週間で、興収約42億円、観客動員316万人を突破し、実写邦画としては、興行収入歴代1位(約1250万人、173億5000万円)を記録した『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』に続く記録を達成。本作が完結編となる予定だったが、ここへきて続編製作の可能性も出て来たようだ。

 織田裕二が『踊る〜』シリーズの看板俳優なら、『海猿』シリーズの看板俳優は伊藤英明。現在、トップスターが不在ともいわれる日本映画界から、観客を呼べる俳優・伊藤英明に期待する声がにわかに高まっている。

 伊藤は、1993年 第6回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞。1997年 テレビドラマ『デッサン』でデビューし、『救命病棟24時』『利家とまつ』『天体観測』『白い巨塔』と数々の人気・大作ドラマに出演、着実にキャリアを積んできた。現在出演中のドラマ『弁護士のくず』も、今クールの放送直後ドラマ満足度で、伊藤が得意とする熱血漢役の評判もよく、4位と高い評価を得ている。

 映画では、2000年の『ブリスター』を皮切りに、『秘密』『陰陽師』シリーズ『この胸いっぱいの愛を』など10本以上に出演、2004年『海猿』の主演により俳優としての地位を不動のものにした。

 CMでも活躍しており、日本コカ・コーラ『まろ茶』『爽健美茶』、花王『サクセス』などに出演しているが、なんと言っても印象的だったのが、エイブルの着ぐるみシリーズ。“マネージャーが取って来たトンデモナイ仕事を一生懸命こなすトホホなタレント伊藤英明”という設定の面白さと、トカゲのような着ぐるみを着て「お部屋探しは〜!エイ!ブル!ダァー!!」と叫ぶ変なポーズがウケ、2月度CMタレント好感度で、高校生総合12位、F1・F2総合10位と、上位にランクインしている。

 実は彼、身長181cmに甘いマスクという外見に似合わず、中身はかなりヤンチャで男っぽく、冗談好き。モノマネが得意で、よく喋り、いつも周囲を笑わせているという。
 しかし、ひとたび真剣になると、「怖いもの知らずで、一種狂気を秘めたような凄味ある」と関係者は証言する。確かに彼には、現代の男たちが失ってしまったアツさやアブなさがある。目ざとい若者たちから、“ヤバカッコイイ”と、じわじわと騒がれ始めているタレント、伊藤英明。今後のランキングにどう食い込んでくるのか注目だ。(内山磨魅)

放送直後ドラマ満足度
2月度CMタレント好感度
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