声優の上坂すみれが28日、都内で行われた映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公開記念舞台あいさつに登壇した。

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　イングリッド・トラドール役でシリーズ初参加した上坂は、作品の魅力を独特の表現で熱弁。保志総一朗や田中理恵、石田彰らと並んだ話を上坂は「（緊張感が）おありですね！」と興奮を語りつつ「私的には学生の時にリアルタイムで放送されていて周りの子が『ガンダム』を初めてみたという作品が『SEED』。私はひねくれていたのでそのときは見れていなかったんですけど、声優になった時に一気にみて『なんて過酷な話なんだろう！』と」と心動かされたことを回想。

　「語りたくなる作品。それが18年の時を経て、新作劇場版。その新キャラクターを務めさせていただくことがとてもとても緊張したのですが、福田監督は以前お世話になりまして超新人のときに、参加させていただいたのですが、イングリッドはまた全然違ったキャラクターで“存在がネタバレ”みたいな感じなので詳しくは観ていただきたいんですけど…劇場版の短いストーリーでどのくらいキャラクターを表現できるかな、と思ってたんですけど、『SEED』シリーズに参加できてよかった」と胸を張った。

　さらに「これは注意事項なんですけど」と観客に前置きすると「このあと、飲み会入れてる人います？私は試写会のあとに新年会を入れてたんですけど魂が飛んでしまって、なにを飲んでもまったく酔っ払わなかったんです。そのくらい魂を持っていかれるのでそれくらい覚悟を決めて…この後は、もう大人しくおうちに帰ってください」と呼びかけ。同席した西川貴教から「比喩が独特すぎて誰も飲み込めてない」とツッコまれた。

　「そのくらいすごい作品だと説明したかった。なにを飲んでも頭にはいらないくらい、肝臓もきかないくらい、心はFREEDOMになっちゃうので…」と続ける上坂に、西川は「あなたが1番FREEDOMよ。すみぺ」と呆れ顔に。上坂は「“すみぺ”ってよんでもらえるんですね｝とマイペースに感動しつつ「心して観ていただきたいですし、何回観ても新しい発券があると思う」と熱く訴えていた。

　『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、2002年10月より全50話で放送された、21世紀に入って初めて制作されたテレビシリーズのガンダム作品。物語は遺伝子調整がおこなわれた人類（コーディネイター）とこれまでの人類（ナチュラル）が、軍事組織ザフトと地球連合軍にわかれ戦いを繰り広げる。この戦争を通じ、コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトの苦悩と成長が描かれている。

　シリーズの完全新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のストーリーは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編となり、戦いが続く世界でキラやアスラン、シンたちの新たなストーリーが展開される。このほか森崎ウィン、福田己津央監督が参加した。