コラムニスト・作詞家・ラジオパーソナリティとして活躍するジェーン・スーと、フリーアナウンサー・ナレーターである堀井美香がパーソナリティーを務めるTBSラジオのPodcast番組『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』のイベント『幸せの黄色い私たち』DAY1が26日、LINE CUBE SHIBUYAで行われた。

【写真】その他の写真を見る

　「OVER THE SUN」は、2020年10月の配信開始以降、そのユーモアとウィットに富み縦横無尽に繰り広げられるトークにより、同世代の女性はもちろん、老若男女問わず幅広いファンを獲得している。

　DAY1のテーマは「はなす」で、番組ホームページでは「よくぞよくぞ金曜日まで辿り着きました。ジェーン・スーさんと堀井美香さんがおよそ60分（※）いつものスタジオの雰囲気そのままに“太陽”の向こう側を目指していく、トークイベントでございます。※番組独自の単位で、およそ30分＝60分」と紹介されている。

　イベントのタイトルにちなみ、黄色のアイテムを身につけた“互助会員（リスナー）”たちが待ち構える中、石井明美の楽曲「CHA-CHA-CHA」に乗せて、客席から2人が華やかに登場。大歓声を受けながら、ステージに到着すると、足上げダンスで魅了した。

　堀井が「ちょっと、小一時間休んでいい？」と全力でのパフォーマンスを受けて呼びかけると、ジェーン・スーは「私、汗かいてる」とニヤリ。堀井は「うれしい！黄色がたくさん！でも、私ピンク（笑）」と無邪気に自身の衣装を伝えていくと、ジェーン・スーも「おそろしい子」と笑わせた。

　申込みの数で算段すると「さいたまスーパーアリーナでできる」ほどのプラチナチケットを勝ち取った観客のほか、配信、全国8ヶ所の映画館でのライブビューイングも実施。ライブビューイングの観客にも積極的に呼びかけ、さらには堀井とジェーン・スーが4ヶ所ずつ、それぞれの地域の魅力を紹介するなど「誰も置いていかない」姿勢をまっとうしていった。

　プレゼンでは、ジェーン・スーのプロレス愛と自身のスタンスを踏まえた熱い思いのこもったトークが飛び交う一方、堀井も違ったアプローチながらも熱量あふれる言動で魅了。その後は、通常放送のように、互助会員からのメールを読み上げていくこととなった。

　その前に、ジェーン・スーと堀井が昨年の自身に起きたことを話していくと、観客は深く聞き入る。互助会員からのメッセージを読み上げる際には、堀井が感極まって涙する一幕もあり、会場からもすすり泣く声が聞こえ、観客も一体となって受け止めていき、そこで明かされたエピソードを受け、堀井とジェーン・スーが話をしていく。“太陽”の向こう側を感じさせるメールが届くと、観客から自然と拍手が起こるなど、会場が一体となってそれぞれの人生を受け止める、なんともいえない時間が流れていった。

　その後は、互助会員にとって“うれしいプレゼント”と“サプライズ”が用意された。秋川雅史が登場し「希望のスンス」を伸びやかな歌声で披露すると、会場から惜しみない拍手が送られた。あっという間のエンディング。ジェーン・スーが涙し、堀井もつられてもらい泣きするなど、さまざまな感情が揺さぶられるひとときとなり、ジェーン・スーから「どこまでふざけていけるか、これは勝負だな！」と力強い言葉が飛び出し、初日は大団円を迎えた。

　番組の展覧会は、2月12日までGALLERY X BY PARCO（渋谷PARCO）で行われている。イベントの配信チケットも販売されており、それぞれ3000円、2DAYSセットは5500円。2月11日まで視聴することができる。