タレントのビートたけし(77)が、21日放送のテレビ朝日系『ビートたけしのTVタックル』(毎週日曜 正午)に出演。活動休止を発表したダウンタウン・松本人志(60)の騒動について言及した。さまざまな観点から語られたことから、前後の文脈も踏まえて、たけしのコメントを紹介する。
松本をめぐっては、昨年12月26日配信の「文春オンライン」、27日発売の「週刊文春」で、2015年に松本とスピードワゴン・小沢一敬らが飲み会を開き、女性に性的な行為を迫ったなどと伝えた。これに対し、吉本興業は「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」「法的措置を検討していく予定です」などと声明を発し、文春側は「記事には自信がある」としていた。
また、吉本興業は8日、松本が裁判に注力するため活動を休止することを発表。「このまま芸能活動を継続すれば、さらに多くの関係者や共演者の皆様に多大なご迷惑とご負担をお掛けすることになる一方で、裁判との同時並行ではこれまでのようにお笑いに全力を傾けることができなくなってしまうため、当面の間活動を休止したい旨の強い意志が示されたことから、当社としましても、様々な事情を考慮し、本人の意志を尊重することといたしました」としている。
■ビートたけしのコメントほぼ全文
(直前のVTRで『週刊文春』の報道で、飲み会に参加したと指摘されたたむらけんじが「飲み会があったのは事実」としながら「3000円で口止めをした」という点は、終電がなくなり「これぐらいあれば帰れるよね」のタクシー代だったと言及したことを受けて)
セコいよ!3000円とか2000円とか、ふざけんなよな。(自分は)団体で遊んだことなんかないもん。素人の人をそんなに呼んで、飲んだ、交通費2000円とか3000円とかって、それがセコいよ。それで(報道で)やられたら、記者会見すぐやるべきだよ。『そういうことしました』って言えばいいんだよ、お笑いなんだから。
阿川佐和子「でも(松本)本人は『事実無根でーす』(と言っている)」
(東国原英夫を見ながら)裁判に勝ったとしても、何千万円も請求しても(実際の支払額は)200万ちょっとだろ?(文春側は)裁判覚悟で平気でやって、勝とうが負けようが(雑誌が)売れちゃえばいいんだから。
阿川「松本さんは裁判で戦うために芸能活動休止っておっしゃっているけど、そんなバカバカしいことはしない方がいいっていうことですか?」
今はもう、コンプライアンスだなんだっていうけど、スポンサーの方に「そのタレント出すな」ってくるから、実質的にやってられないんだよ。そうすると、YouTubeの方でやるしかないんだよ。
笑っちゃうのは、ビートきよしさんが書いてんだよ。「松本!」とか書いていて「ウチのたけしと一緒くたにするな」とか言って、ビートきよし師匠語るとかなっているんだけど、ふざけるなって(笑)。何が師匠だ、バカヤローって(笑)。
東国原英夫「でも、松本さんは、師匠(たけし)と対談された時に、師匠に対する大きなコンプレックスのひとつは、大きな事件を起こしてないって。師匠は何回も何回も起こして…」
ちょっと待て(笑)。そのいろんな時代があって。その人に、一番運が、時代が味方したかっていう。だって、大谷(翔平)見てごらんよ。今、ドジャースっていっているけど、でもその前に長嶋(茂雄)さん、王(貞治)さんがいたんだよ。長嶋さん、王さんの時代っていうのは、日本中が巨人を見ていた時代だったわけ。その時に、大谷みたいにメジャーに行ったら、長嶋さん、王さんだっていないんだから。長嶋・王を作った時代が、金田(正一)さんとか。それが終わった後に大谷の時代で。今の日本のプロ野球選手で、長嶋さん・王さんクラスって、実力はあるかもしれないけど、人気はないじゃない?それは時代が違う。
だから、松本の時代、オレの時代、さんまの時代、タモリの時代ってあるけど、時代をよく読まないと、松本は、時代とメディアがちょっとガチガチのケンカになるような時代なんだよ。我々の時は、少しはよかった。
阿川「松本人志さんは、これでまた立ち直る可能性は」
それは運だね。やっぱり時代が、松本人志を…その立ち上がる松本人志を求めているかどうかだよ。その判断が一番…求めていないなと思ったら違う方に行くし。求めているなと思ったら、やればいいんだけど。その感覚っていうのは、また微妙でね…。一発で転ぶからな。
松本をめぐっては、昨年12月26日配信の「文春オンライン」、27日発売の「週刊文春」で、2015年に松本とスピードワゴン・小沢一敬らが飲み会を開き、女性に性的な行為を迫ったなどと伝えた。これに対し、吉本興業は「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」「法的措置を検討していく予定です」などと声明を発し、文春側は「記事には自信がある」としていた。
また、吉本興業は8日、松本が裁判に注力するため活動を休止することを発表。「このまま芸能活動を継続すれば、さらに多くの関係者や共演者の皆様に多大なご迷惑とご負担をお掛けすることになる一方で、裁判との同時並行ではこれまでのようにお笑いに全力を傾けることができなくなってしまうため、当面の間活動を休止したい旨の強い意志が示されたことから、当社としましても、様々な事情を考慮し、本人の意志を尊重することといたしました」としている。
■ビートたけしのコメントほぼ全文
(直前のVTRで『週刊文春』の報道で、飲み会に参加したと指摘されたたむらけんじが「飲み会があったのは事実」としながら「3000円で口止めをした」という点は、終電がなくなり「これぐらいあれば帰れるよね」のタクシー代だったと言及したことを受けて)
セコいよ!3000円とか2000円とか、ふざけんなよな。(自分は)団体で遊んだことなんかないもん。素人の人をそんなに呼んで、飲んだ、交通費2000円とか3000円とかって、それがセコいよ。それで(報道で)やられたら、記者会見すぐやるべきだよ。『そういうことしました』って言えばいいんだよ、お笑いなんだから。
阿川佐和子「でも(松本)本人は『事実無根でーす』(と言っている)」
(東国原英夫を見ながら)裁判に勝ったとしても、何千万円も請求しても(実際の支払額は)200万ちょっとだろ?(文春側は)裁判覚悟で平気でやって、勝とうが負けようが(雑誌が)売れちゃえばいいんだから。
阿川「松本さんは裁判で戦うために芸能活動休止っておっしゃっているけど、そんなバカバカしいことはしない方がいいっていうことですか?」
今はもう、コンプライアンスだなんだっていうけど、スポンサーの方に「そのタレント出すな」ってくるから、実質的にやってられないんだよ。そうすると、YouTubeの方でやるしかないんだよ。
笑っちゃうのは、ビートきよしさんが書いてんだよ。「松本!」とか書いていて「ウチのたけしと一緒くたにするな」とか言って、ビートきよし師匠語るとかなっているんだけど、ふざけるなって(笑)。何が師匠だ、バカヤローって(笑)。
東国原英夫「でも、松本さんは、師匠(たけし)と対談された時に、師匠に対する大きなコンプレックスのひとつは、大きな事件を起こしてないって。師匠は何回も何回も起こして…」
ちょっと待て(笑)。そのいろんな時代があって。その人に、一番運が、時代が味方したかっていう。だって、大谷(翔平)見てごらんよ。今、ドジャースっていっているけど、でもその前に長嶋(茂雄)さん、王(貞治)さんがいたんだよ。長嶋さん、王さんの時代っていうのは、日本中が巨人を見ていた時代だったわけ。その時に、大谷みたいにメジャーに行ったら、長嶋さん、王さんだっていないんだから。長嶋・王を作った時代が、金田(正一)さんとか。それが終わった後に大谷の時代で。今の日本のプロ野球選手で、長嶋さん・王さんクラスって、実力はあるかもしれないけど、人気はないじゃない?それは時代が違う。
だから、松本の時代、オレの時代、さんまの時代、タモリの時代ってあるけど、時代をよく読まないと、松本は、時代とメディアがちょっとガチガチのケンカになるような時代なんだよ。我々の時は、少しはよかった。
阿川「松本人志さんは、これでまた立ち直る可能性は」
それは運だね。やっぱり時代が、松本人志を…その立ち上がる松本人志を求めているかどうかだよ。その判断が一番…求めていないなと思ったら違う方に行くし。求めているなと思ったら、やればいいんだけど。その感覚っていうのは、また微妙でね…。一発で転ぶからな。
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2024/01/21