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デビュー10周年の和楽器バンド、年内で無期限活動休止へ「レベルアップをした上で、また8人でステージに」

 今年でデビュー10周年を迎える和楽器バンドが、12月31日をもって無期限で活動を休止すると発表した。

和楽器バンド(カメラマン:KEIKO TANABE、上溝恭香)

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 バンドのオフィシャルサイトでは活動休止について、「2022年秋頃からメンバー全員、個人、そして関係各所を交えながら幾度となく話し合いを重ねてまいりました」とし、「8人が本音で向き合い出した結論」が今回の無期限活動休止であり、「メンバーそれぞれの活動を充実させ、1人1人がよりアーティスト・ミュージシャンとしてレベルアップをした上で、また8人でステージに立ったときに、今以上に素晴らしい和楽器バンドの音楽を世界中に届けよう」という答えでした」と説明。

 同バンドは、尺八・箏・津軽三味線・和太鼓の和楽器に、ギター・ベース・ドラムの洋楽器を加えた独自のスタイルを持つ8人組バンド。2013年3月にボーカル・鈴華ゆう子の呼びかけで集結し、メンバーの交代なども経ながら2014年4月にカバーアルバム『ボカロ三昧』でデビュー。今年10周年を迎える。

 「メンバー8人それぞれの活動に入る前に、和楽器バンドを10年間応援してくださったファンの皆様に感謝の思いを伝えることが最優先である」とし、今回の発表と合わせ、10周年を記念した特設サイトをオープン。活動休止前に、バンドのアニバーサリーイヤーを駆け抜ける。

和楽器バンド(カメラマン:KEIKO TANABE、上溝恭香)

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 メンバーのコメントは以下のとおり。

◆鈴華ゆう子
 個性がそろうこの8人で走るからこそ意味がある、それが「和楽器バンド」。大きな夢を持ってスタートした異色のバンドが走り続けてこれたのは、皆様の応援と愛情のおかげです。たくさんの経験をさせていただきました、本当にありがとう。10周年イヤー後は、個々のメンバーが和楽器バンドという枠にとらわれずに、自由な発想と個人のペースで活動に取り組むことで、さらなるパワーアップをするスタートとなります。今回の発表に驚かれる方もいらっしゃると思いますが、2024年の10周年温かい応援をいただけましたら、これ以上うれしいことはありません。和楽器バンドがこれまで届けてきた音楽の力を信じ、二度と同じはないステージ一つひとつをかみ締めながら活動休止まで走り抜きたいと思います。どうか見守っていただけますようよろしくお願いします。和楽器バンドが作り出した日々は私の宝物です。

◆いぶくろ聖志
 駆け抜けた10年間、皆さまがいてくれたからこそ一緒に見ることが出来たさまざまな景色があります。和楽器バンドとともに、歩み、歌い、騒ぎ、涙してくれて本当にありがとうございます。今後はチームとしては一時の休息をとりながら、メンバーそれぞれが皆さまと共有した時間を大切にしつつ新たな挑戦に向かいたいと思います。これから先も、皆さまと築き上げた時間の続きを見守っていただけるなら幸いです。

◆神永大輔
 この10年、和楽器バンドが生み出したポジティブな影響の大きさは計り知れません。皆様の支えがあって、この奇跡のバンドがここまで続けられたことに感謝いたします。活動休止前の最後の1年を最高に盛り上げていきたいと思いますので、皆さまどうぞよろしくお願い致します!!

◆蜷川べに
 突然の発表ではありますが10周年を、ここまでついてきて下さったみなさんへの感謝、そして10年チームで歩んできた山あり谷ありの道のりを糧に、しっかりと走り切りたいと思います。そしてその先またチームでパワーアップして帰って来れるよう、自分自身が更に成長できるよう歩んでいきたいと思っております。ここまで、バンドを信じて応援して下さった方々の気持ちに応えられるようこれからも精進して参ります。

◆黒流
 いつも応援して頂いている皆さまへ。幾千のもの言葉は今はあえて仕舞って…、
ひとまず!和楽器バンドのデビュー10周年を、全ての皆さまへの感謝を込めて走り抜けたいと願っています!音楽と芸の世界に身を置かせていただいている身としては、全ての作品に全力で向き合い、最高の表現を届ける事が、後世に紡ぐ責任であり、自分自身の存在意義だと思ってます。下を向いているひまなんてありません!これからも前しか見ずに、自分達にしか出来ない和とロックの音達で、たくさんの方々の日々を彩っていきますので、熱い応援、よろしくお願いします!!

◆町屋
 デビューして10年間、たくさんの想いに支えられて来ました。私たちもほとんどが初めての芸能界。つらかった事や苦しかった事もたくさんありましたが、それ以上に皆さんから返ってくるエネルギーや喜びがそれらを上回る程にあったからこそ10年間走り続けられたとも言えます。私たちは同じ時代、時間の中でどれだけ価値観を共有し見聞を広げ、人生をより豊かなものにしていくのかが問われている中で、これだけ多くの人たちと出逢い、時間を過ごせた事に真っ先に感謝を。次に万物は必ず芽吹き、盛りを迎え、衰え、流転します。だから今居る場所にそれぞれが感謝し、今日にたどり着けたことを喜ぶべきだとも思っています。和楽器バンドという組織、むしろ生命体と仮定して、脱皮をする為に糸をつむぎ、まゆをこさえ、長い冬が明けるのを待つ時もあってしかるべきだと思うのです。傷付けば癒す時間も必要でしょう。傷付いたまま飛べる距離には限界があります。それが、これが、これで自然だと思います。突然の発表でその辺は非常に申し訳なく思っています。しかし、私たちとしては1年以上話し合って来た最善の結果でここに行き着いているので正直、また集まって次また始める時にはすごいことになっちゃうんだろうな〜!程度にしか思ってもいなく、有り体の充電期間というのもあながち間違っていません。それぞれ10年寄り合った環境から1度身を引いて、それぞれが新しい環境で成長するなんてロマンいっぱいじゃないですか。じゃ行ってきます。

◆亜沙
 急な発表となってしまいましたが、和楽器バンドは2024年を持って活動休止することにしました。バンドも10年やっているといろいろなことがあります。今はバンドを無理に続けて行くより立ち止まった方が良いと考えていたので、和楽器バンドをまだ観たいと感じていた方々には申し訳なさもありつつ、正直少し安心している自分もいます。2013年に結成してから、大変ながらもとても楽しい夢のような日々を過ごせました。皆さんのおかげです。またいつか和楽器バンドをやる時はこの8人で。今まで応援してくださった皆様方、深くお礼申し上げます。10年間本当にありがとうございました。

◆山葵
 25歳にデビューしてから、僕の音楽人生の礎は和楽器バンドとなりました。これまで違う道を歩んできた8人が集い、10年間ものあいだ音を紡ぎ続けられた奇跡。それを支えて下さったファンの皆様、スタッフの皆様には感謝しかありません。あと一年で一旦バンドは歩みを止めますが、その日まで変わらず全身全霊のパフォーマンスを続けていきます。それが愚直にしか生きられない僕の唯一出来る、皆様への恩返しだと信じて。

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