日本テレビ系情報番組『ズームイン!!サタデー』（通称：ズムサタ、毎週土曜　前5：30）で7代目総合司会を務める梅澤廉アナウンサー（30）が、東京・六本木のオリコン本社に約5年ぶりに来社した。加入から2年8ヶ月を経て、改めて同番組をアピールするとともに、同局が共同出資する映画『屋根裏のラジャー』を紹介するなど、和やかな雰囲気で交流。その後、インタビューを行い、同番組の魅力や梅澤アナの“野望”を語ってもらった。

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　来社PRを終えた梅澤アナは「5年ぶりの大舞台に大緊張でした。5年経って、覚悟はできていたので、一人ひとりに『ズムサタ』の良さを少しでも伝えたいという思いでした」と安どの表情を見せた。

　『ズームイン!!サタデー』7代目MCに就任してから2年8ヶ月（2021年4月加入）が経った梅澤アナは、最初の1年を「望月理恵さんとサッシャさんがMCをされていたところに、僕が入らせていただいた感覚でした。モッチー（望月）さんが17年半かけて作ったところに僕が入って文化を学んでいた1年でした」と回想。2人の卒業を経て、最長歴のスタジオメンバーに。「今までの『ズムサタ』の土曜日の朝、視聴者の方に少しでも笑っていただきたいという文化も残しつつ、今まではなかった金メダリスト・水谷隼さんのアスリートとしての解説や鷲見（玲奈）さんの屈託のない明るさをより引き出そうと思っています」と覚悟も決まり、「新しい『ズムサタ』の文化も作れてきたんじゃないかと思います」と自信をのぞかせた。

　そして、新しい『ズムサタ』のシンボルとして「プロ野球熱ケツ情報」「島ホ旅」の2つのコーナーと企画を紹介。今年の『全国高等学校野球選手権記念大会』（夏の甲子園）で優勝した慶応義塾高校のOBでもある梅澤アナは人一倍の野球愛を持つ。「ジャイアンツの選手、すっごく優しくて面白い若手選手が多いんです」と目を輝かせ、「野球好きじゃない人が、プロ野球選手の素顔を見られるコーナーだと思っていて、僕が担当してからより選手に友達感覚で話してもらい、その魅力を視聴者にそのまま届けるように努めています。野球好きではない人にも、野球選手の人柄を見てもらいたいなと思っています」と思いを語った。

　「島ホ旅」は、今年から始動した企画。「当日の午前6時に羽田を出発して、長崎、鳥取・米子、山口に行き、現地でさいころをふるんです。出た目の島に、そこからアポを取って行き、撮影もスマホで行うんです。今の時代だからこそできることです」と企画の斬新さを説明。「突撃なので、島での出会いがロケの肝になっていて、島の宝を探すのがメインテーマです。優しい島民の方々に支えてもらいながら、おいしい魚介類や知らない魚との出会いもあるんです。たとえば、山口県萩市にある大島に行かせてもらったときのコシナガマグロ。島の方にとっては普通なんですが、僕らにとってはお宝で文化なんです」と企画を通しての新しい発見を交えつつ、「島の魅力を伝えられる」と見どころを熱弁。「深夜1時くらいに船に乗っていくのですが、船酔いするタイプで、これまでの『ズムサタ』は全酔いして、参加できてないのですが、次行くときは貢献できたらと思っています」と恐縮しつつ、コーナーをアピールした。

　新コーナーも加わり、進化している同番組だが、梅澤アナは変わらないものとして「ズムサタイズム」を提示。「28年間守ってきている『ズムサタイズム』のうちの一つが『視聴者の方に対する奉仕精神』。情報番組なので、正しい情報をわかりやすくお伝えすることは大前提」とした上で「午前5時30分に週末が始まるのって早すぎるじゃないですか。絶対にゆっくりしたいじゃないですか。その中で『ズムサタ』があるから早起きをしたいと思ってもらえるような番組を作りたいと思っています。『ズムサタ』があるから早く起きてみようかなと思ってもらえるように」と熱意を込めた。

　“ズムサタ愛”に燃える梅澤アナには、“野望”もある。「『ズムサタ』のMCになったからには、羽鳥慎一さん、藤井貴彦さんに続いて『好きな男性アナウンサーランキング』（ORICON NEWS）のトップになりたいという野心はあります」と宣言。「（ランキング1位を獲って）『ズムサタ』をもっともっと多くの人に知ってもらいたい、愛してもらいたいと思っています」と力を込めた。

　同番組は、23日が年内最後の放送となり、2024年の初回放送は1月6日となる。梅澤アナは2024年1月2、3日に行われる『第100回 東京箱根間往復大学駅伝競走』で戸塚中継所の実況を担当する。梅澤アナは「我々も先輩方の思いを襷（たすき）としてつながなければと思います。ただ、学生にとっては、たった4回しかない『箱根駅伝』ですので、学生たちの走りをそのまま伝えたいと思います」と力強く意気込んだ。