『新春浅草歌舞伎』の取材会がこのほど、都内で行われ、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉ら出演者が出席した。来年の公演で松也、歌昇、巳之助、新悟、種之助、米吉、隼人の出演が“一区切り”となることから、先輩からバトンをつなぐ橋之助が決意を語った。
先輩を見送る橋之助は「この世代の中に僕も莟玉くんも出させていただいて」と感謝。周囲から「橋之助だけに“橋渡し”?」と愛あるいじりを受けつつ、「来年に橋渡しをして、お兄さま方の思いも受け取りつつ、僕たちの代の思いと熱さを全面に出せるように、悔いなく託せるように、頼もしく頑張りたいです」と決意をにじませた。
すると、松也は「前の世代に盛り上げてくださった方々の思いを感じさせてやらせていただいて、たくさん宣伝もしましたし、幕が開いたときには歌昇くんは涙が出るほどうれしかったそうです」とメインを任されることになった10年前を回想。「10年間、とにかく途絶えさせることがないようにと誓い合ったのを覚えています。何とかつないでくることができたので、後輩の皆さんにも代々続いてきた先輩方の思いと地元の皆さんの情熱を忘れずに発展させていただけたらなと思います」とエールを送った。松也の言葉に橋之助は力強くうなずいていた。
同公演は、歌舞伎の次代を担う役者によって、東京・浅草で“若手の登竜門”として40年以上にわたり、開催されてきた。新型コロナウイルスの影響で2020年から22年の間は開催が見送られていたが、23年に3年ぶりの復活を果たした。今回は、24年1月2日から26日まで浅草公会堂で行われる。
先輩を見送る橋之助は「この世代の中に僕も莟玉くんも出させていただいて」と感謝。周囲から「橋之助だけに“橋渡し”?」と愛あるいじりを受けつつ、「来年に橋渡しをして、お兄さま方の思いも受け取りつつ、僕たちの代の思いと熱さを全面に出せるように、悔いなく託せるように、頼もしく頑張りたいです」と決意をにじませた。
すると、松也は「前の世代に盛り上げてくださった方々の思いを感じさせてやらせていただいて、たくさん宣伝もしましたし、幕が開いたときには歌昇くんは涙が出るほどうれしかったそうです」とメインを任されることになった10年前を回想。「10年間、とにかく途絶えさせることがないようにと誓い合ったのを覚えています。何とかつないでくることができたので、後輩の皆さんにも代々続いてきた先輩方の思いと地元の皆さんの情熱を忘れずに発展させていただけたらなと思います」とエールを送った。松也の言葉に橋之助は力強くうなずいていた。
同公演は、歌舞伎の次代を担う役者によって、東京・浅草で“若手の登竜門”として40年以上にわたり、開催されてきた。新型コロナウイルスの影響で2020年から22年の間は開催が見送られていたが、23年に3年ぶりの復活を果たした。今回は、24年1月2日から26日まで浅草公会堂で行われる。
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2023/12/20