アニメ映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』（12月22日公開）公開直前ファンミーティングイベントが11日に行われ、ロイド役・江口拓也、アーニャ役・種崎敦美、ボンド役・松田健一郎のフォージャー家の声優陣と、ゲスト声優として今作に参加しているドミトリ役・中村倫也、ルカ役・賀来賢人の5人が登場した。

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　劇場版オリジナルキャラとしてオファーがあった際の気持ちについて、中村は「アニメ第一話の手榴弾のピンを渡してのプロポーズのシーンから、僕の心はロイドさんに奪われておりますので（笑）」と江口を見つめながら話し、SPY×FAMILYファンの中村からの直球な告白に江口は照れ臭そうに笑顔を見せていた。

　賀来も「なんで俺らにオファーが来たの？と未だに理由が分からないのですが、せっかく参加できるなら精一杯ベストを尽くそうと思いましたし、（演じるキャラと）ビジュアルが全然違うからこそ逆にいいのかなと！」と強めに語り、「監督必死か！」と中村からツッコミが入るなど、劇中で演じるドミトリとルカさながらのやりとりを繰り広げた。

　また、中村・賀来は本日がレギュラー声優と初対面ということもあり、二人の声優ぶりについて聞かれた江口は「正直、だいぶ嫉妬しました」と暴露。さらに「さっきお二人はなぜ自分が？とおっしゃっていましたが、実際に劇場版を見たらこの二人しか考えられないくらいキャラクターに入り込んでいてものすごくすてきなんです！どういう風にアプローチしたらあんなにキャラクターに入り込めるんだろう…」と熱弁する江口に、中村が思わず涙をぬぐって泣いたフリをしながら、横にいた賀来に「ちょっと教えてあげな」と悪フリする一面も。

　さらに逆に、レギュラー声優への印象を聞かれた二人は「アフレコ中も『うわ、アーニャとしゃべってる！』とか常にテンションアゲアゲだったんですけど、今日実際お会いしたらもう…、（江口・種崎・松田を順に差しながら）ロイドさんで、アーニャさんで、失礼ですけどボンドさんじゃないですか（会場：笑）そんな人たちに今日作品にハマっていたよと褒めてもらえて、とても嬉しいです（中村）」「先程、裏で声優と俳優の違いなどをお話することもできて、すごくありがたかったです（賀来）」と感無量の様子だった。

　今回はイベント特別企画として、フォージャー家による生アフレコを実施！！集まった観客が沸き立つ中、本イベントで初解禁となるシティマーケットでのシーンをそれぞれ演じた。アフレコが終了すると、江口が「普段すごく狭いアフレコブースでやっている作業を、こんなに大勢の人の前でやることがないのですごく緊張しました」と話し、種崎も「冒頭少し痰が絡んでしまって失敗しちゃいました〜〜！！」と悔しさがにじむ表情をにじませるなど、それぞれがド緊張で挑んだアフレコとなった。

　『SPY×FAMILY』は、より良き世界のため日々、諜報任務に取り組む凄腕スパイのロイドが主人公。そんな彼の元に特殊任務（ミッション）が届く。それは「家族を作り、とある名門小学校に潜入すること」で、そのために引き取った子ども・アーニャは超能力の持ち主、契約結婚を持ちかけた妻・ヨルは殺し屋という、任務のために“かりそめの家族”をつくり、ミッションに挑むスパイアクションコメディー。

　原作漫画が2019年3月より漫画アプリ『少年ジャンプ＋』にて連載中で、コミックス累計発行部数は3000万部を突破している人気作品。テレビアニメ第1クールが2022年4月から6月に放送され、第2クールが10月〜12月に放送され、2023年10月よりシーズン2（第2期）が放送中。

　劇場版は、テレビアニメシーズン1で監督を務めた古橋一浩をアニメーションアドバイザーに迎え、本作の監督は同じくシーズン 1で助監督を務めた片桐崇が担当。

　さらに、脚本は大河内一楼による完全新作オリジナルストーリーとなり、フォージャー家が初めて全員で家族旅行に行くことから物語が動き出す。偶然見つけたおいしそうなチョコレートをアーニャが食べてしまったことにより、巻き込まれてしまった世界の命運を左右する数々のハプニングにフォージャー家の面々が立ち向かっていく姿が描かれる。