コンテンツ製作会社・THE SEVENが、きょう12月1日、TBS 緑山スタジオ内に総工費20億円の専用スタジオ『M6スタジオ』をオープンした。同スタジオでの撮影第1弾として、Netflixで配信予定の大ヒットコンテンツ『今際の国のアリス』シーズン３のセット撮影を開始する。

【写真】その他の写真を見る

　同作品は、麻生羽呂（あそう・はろ）により『週刊少年サンデーS』『週刊少年サンデー』(小学館)で連載された大ヒットコミックス『今際の国のアリス』を原作とし、山崎賢人（崎＝たつさき）&土屋太鳳がW主演したNetflixオリジナルドラマ。シーズン１は世界70以上、シーズン2は90以上の国と地域でTOP10入りしており、日本発の作品としては視聴時間で最高記録を更新している大ヒット作品だ。

　シーズン３では同社が制作協力し、森井輝チーフコンテンツオフィサーと高瀬大樹プロデューサー、赤羽智史VFXプロデューサー、石田記理ポストプロダクションスーパーバイザーが制作に参加することが発表されている。

　プロデューサー集団であり、グローバルに向けたクオリティの高いコンテンツ製作を目指す同社において、日本で起こる慢性的なスタジオ不足を、最新鋭のスタジオを持つことで制作の自由度・確実性を担保することとなる。

　同スタジオは、TBSホールディングスが所有する、東京ドーム約5.6個分に相当する8万坪ほどの緑山スタジオ内に、新たに総工費20億円をかけた同社専用のスタジオ。日本最大級のスタジオ面積300坪、高さ10mで、大規模なセットを組んだ室内撮影が可能となる。

　さらに、スタジオに隣接する2万坪ほどの広大なオープンスペースも活用が可能で、SASUKEのような大規模セットを構築して、同スタジオと同時期での撮影や夜間撮影が可能なことも魅力となる。

　同社代表取締役社長・菅井龍夫氏は「この度、待望のTHE SEVEN専用のスタジオが完成いたしました。世界的ヒット作品を手掛けるプロデューサーたちが集まり、高品質なコンテンツ製作の準備も進んでいます。THE SEVENの今後にご期待ください」とコメントした。

　さらに、チーフコンテンツオフィサーである森井氏は、「これまでに発表した作品で世界中の反応を受けて、日本人のコンテンツ制作に対する真面目さや丁寧さが、国を越えて伝わることがわかりました。世界標準のスペックで最新の制作環境に対応したM6スタジオで、これから世界に向けていくつものコンテンツを製作していきます。THE SEVENのプロデュース力やインフラを活用して、日本の監督やスタッフ、キャストの質の高さで、世界中のファンを驚かせていけたらと思っております」と同スタジオでの作品作りに自信を見せた。同社の今後に期待したい。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」