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松下洸平、俳優業も音楽活動も絶好調「あえて何もしない、という時間も大切に」

 7月クールにて放送された日本テレビ系連続ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』、TVer初のオリジナルドラマで初の主演作品となった『潜入捜査官 松下洸平』、そして第1話、第2話と2話連続でX(旧Twitter)世界トレンド1位になったフジテレビ系連続ドラマ『いちばんすきな花』でのクアトロ主演、映画『ミステリと言う勿れ』(公開中)など、2023年、さまざまな表情を見せてくれた松下洸平。

松下洸平(撮影:大木慎太郎)

松下洸平(撮影:大木慎太郎)

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 「仕事をすればするほど出会える人の数も増える。たくさんの方々と出会えたし、いろいろなことに携わらせていただけて、自分が続けてきたことは間違ってなかったんだな、と思えた瞬間もありましたし、自分に足りないものに気づく瞬間もあって、幸せで充実した日々を過ごすことができました」

 忙しい日々を送っていることは想像に容易いが、それでもいつも笑顔を絶やさず余裕のある雰囲気をまとっているイメージがある。

 「芝居も音楽も、ものづくりの仕事なので、行き詰まることはあります。それでも焦って、投げやりにすることだけはしたくない。だから、あえて何もしない、という時間も大切にしています。ちょっとした時間に、仕事とは全く関係のない、何の生産性もないような、何の話をしていたか思い出せないような、他愛のないおしゃべりもが結構好きで(笑)。息抜きになっています」

■「WOWOW 松下洸平祭り」

松下洸平(撮影:大木慎太郎)

松下洸平(撮影:大木慎太郎)

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 WOWOWでは今月、松下の最新ライブ映像や出演作を一挙に放送・配信する「WOWOW 松下洸平祭り」が予定されている。25日午後7時から『こまつ座「闇に咲く花」』(作:井上ひさし、演出:栗山民也、収録:2023年8月17日、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA)、同午後10時から昨年のライブツアーを収録した『松下洸平「KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2022 〜POINT TO POINT〜」』(収録:2022年12月27日、東京・昭和女子大学 人見記念講堂)、日付変わって26日午前0時5分から2021年にWOWOWで放送されたオリジナルドラマ『向こうの果て』の全8話一挙放送、そして26日午前4時から映画『燃えよ剣』(2021年)を放送・配信。

 「特集を組んでくださるなんて、本当にありがたいです。僕、本当に“WOWOWっ子”だったんです。母が映画好きで、WOWOWに加入していたんですけど、僕自身も中学生になった頃から洋楽のヒップホップやR&Bにハマって、WOWOWでミュージックビデオをよく観ていましたし、毎年グラミー賞の生中継を家族みんなで見るのが恒例行事になっていた時期もありました。いまでもたまに実家に帰ると、母がWOWOWを観ていることが多い。そんなWOWOWで自分の出演作品の特集を組んでくださるというのは、本当に感慨深いです」

こまつ座第147回公演『闇に咲く花』舞台写真(撮影:宮川舞子)

こまつ座第147回公演『闇に咲く花』舞台写真(撮影:宮川舞子)

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 こまつ座「闇に咲く花」は、戦後の東京を舞台に「記憶」をテーマに描かれるたくましくも温かな庶民の物語。愛敬稲荷神社の神主・牛木公麿(山西惇)のもとに、戦死したと思われたひとり息子の健太郎(松下)が帰ってきた。幼なじみの稲垣善治(浅利陽介)も再会を喜び合う。2人は、12年間にわたり野球でバッテリーを組む仲だ。しかし喜びも束の間、GHQから戦犯容疑をかけられた健太郎は記憶障害に陥ってしまう。精神科医でもある稲垣は、どうにかして彼の記憶を取り戻そうとするが――。

 1987年に初演された作品で、89年、99年、2001年、08年、12年と再演を重ね、約11年ぶりに上演された。松下は、こまつ座の作品への出演歴はあったが、井上ひさしの戯曲に挑戦したのは今回が初めてとなった。

こまつ座第147回公演『闇に咲く花』舞台写真(撮影:宮川舞子)

こまつ座第147回公演『闇に咲く花』舞台写真(撮影:宮川舞子)

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 「僕たちの仕事は、深く考えることだと思っていて。台本をいただいて、何回も何回も読んで、この物語に登場する人たちはどんなことを考えてるんだろう、なんでこんなこと言うんだろう、といったことを考える。それも1人じゃなくて、キャスト・スタッフみんなで考える。僕らができることは考えて、想像することしかなくて。せりふを覚えて、舞台上やカメラの前で演じるのは、本当に最後の仕上げ。『闇に咲く花』は1987年に初演を、それから再演を繰り返してきた作品で、自分がそのバトンを受け取ったのだと思うと身が引き締まる思いでした。戦争の悲惨さを伝える作品である一方で、コミカルなところはとことんコミカルな作品でもあります。映像で見ていただいても、きっと刺激をもらえると思います。そして、次は劇場で観てみたいと思ってもらえたらうれしいです」

 WOWOWでは、出演者の臨場感のある表情と演技を映像だからこそ見ることができるアングルやクローズアップで楽しむことができる。さらに、親子を演じた山西と松下が稽古場でのエピソードなどを語るインタビュー対談もあわせて放送・配信する。

■シンガーソングライターとして

松下洸平「KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2022〜POINT TO POINT〜」ライブ写真

松下洸平「KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2022〜POINT TO POINT〜」ライブ写真

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 ドラマ、舞台、映画と大活躍の2023年のラストは、シンガーソングライターとして、ニューアルバム『R&ME』(12月13日発売)をリリース。昨年リリースした初のフルアルバム『POINT TO POINT』に続き、2年連続2枚目となるフルアルバムを完成させた。

 「音楽に関しては、まだ模索中です。もともとシンガーソングライターを目指して2008年にデビューさせてもらいましたが、2年もしないうちに俳優業に専念するようになって。一昨年、音楽活動を本格的に再開した形になりますが、僕にとってはリスタートというより本当の意味でのスタートになったと思っています。今回のアルバムも試行錯誤しながら作り上げました。でも、芝居も音楽も妥協せずにやり抜きたい。その姿勢だけは貫いていきたいと思っています」

松下洸平(撮影:大木慎太郎)

松下洸平(撮影:大木慎太郎)

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 2024年は、1月20日、神奈川・相模女子大学グリーンホールを皮切りに、アルバム『R&ME』を引っ提げたライブツアーでスタート。さらに視界が開ける年にしたいそうだ。

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  • 松下洸平(撮影:大木慎太郎)
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  • こまつ座第147回公演『闇に咲く花』舞台写真(撮影:宮川舞子)
  • こまつ座第147回公演『闇に咲く花』舞台写真(撮影:宮川舞子)
  • こまつ座第147回公演『闇に咲く花』
  • 松下洸平「KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2022〜POINT TO POINT〜」ライブ写真
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  • WOWOWオリジナルドラマ『向こうの果て』製作著作:WOWOW
  • 映画『燃えよ剣』(2021年)(C)2021「燃えよ剣」製作委員会

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