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世界的バレエダンサー・上野水香、紫綬褒章受章が決定「身が引き締まる思い」

 世界的バレエダンサー・上野水香(HONEST所属)が、学術や研究、芸術、スポーツなどの分野で活躍した人に贈られる令和5年秋の紫綬褒章を受章することが決定した。

上野水香 photo:Shoko Matsuhashi/松橋晶子

上野水香 photo:Shoko Matsuhashi/松橋晶子

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 東京バレエ団でゲスト・プリンシパルという新たな地位で現役バレエダンサーとして踊り続けている上野。舞踊40周年のメモリアルイヤーである本年の受章はまさに上野が現在のバレエ界を牽引する存在であることを意味する。

 今年2月に行われた東京公演など、全ての会場が大入満員、拍手が鳴りやまないほどの大成功を収めた『上野水香 オン・ステージ』。東京公演の模様は『情熱大陸』(MBS/TBS)でも放送され、大きな反響を呼んでいる。

 上野は「このたび紫綬褒章をいただくこととなり、身が引き締まる思いであると同時に、いままでの自分のキャリアを私の周りで私を信じ、支えてくれた全ての方にこの場をお借りして心からの感謝を申し上げます」。

 「芸術家は、ここが完成という形も定義もありません。これからも日々を大切に精進していき、その時々のバレエ界における自分の役割を敏感に感じ取りながら、この芸術の力となれる人物でありたいと願っております。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします」とコメントを寄せている。

 上野は、神奈川県鎌倉市出身。5歳よりバレエを始める。1989年埼玉全国舞踊コンクール、ジュニアの部第1位。1993年、15歳でローザンヌ国際バレエコンクールにてスカラシップ賞を受賞した後、モナコのプリンセス・グレース・クラシック・ダンス・アカデミーに2年間留学2004年、東京バレエ団に入団。プリンシパルとして日本最高峰のバレエ団で主演を務めてきた。

 特筆すべきは代表作「ボレロ」。20世紀を代表する世界的振付家故モーリス・ベジャール氏から日本人女性として彼女のみが踊ることを許されており、故モーリス・ベジャール氏から直接指導を受けた最後のダンサーとなる。その功績が認められ、令和3年度(第72回)文化庁芸術選奨舞踊部門文部科学大臣賞を受賞。日本のバレエ界を20年に以上に渡ってトップランナーとして牽引しており、いまなお世界中のダンサーから共演を熱望されている世界に誇るバレリーナである。

 2021年には人間国宝梅若実玄祥舞台生活70周年記念公演新作能楽舞踊劇『鷹の井戸』やミュージカル『ドン・ジュアン』に出演するなど、その活躍はバレエだけに留まらない。現在はかながわ観光親善大使を務めており、また、2022年にはプロデュースブランド『piuprima di mizuka』を立ち上げた。2023年4月東京バレエ団ゲスト・プリンシパルに就任。

関連写真

  • 上野水香 photo:Shoko Matsuhashi/松橋晶子
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