俳優の浜中文一と室龍太の主演で、12月16日から25日まで上演される大阪松竹座開場100周年記念『わが街、道頓堀 〜OSAKA 1970〜』のメインビジュアル、あらすじ、コメント映像が公開された。

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　1923年に開場し、今年、記念すべき開場100周年を迎えた同劇場。1月より「大阪松竹座開場100周年記念」として歌舞伎や現代劇、喜劇、名作映画など多彩なラインナップを届けてきたが、今作がその最後を飾る。

　大阪万博を間近に控える1970年の、松竹座の位置する道頓堀を舞台にした書き下ろし のハートフルコメディーで、万博に沸き立つ大阪の人々のエネルギーあふれる生きざまを描く。元宝塚歌劇団星組トップ娘役の綺咲愛里、みやなおこ、加藤虎ノ介、オレノグラフィティ、笑福亭銀瓶の出演も決定した。

　脚本は、大阪の風情や人情を生き生きと描くことに定評があり、松竹新喜劇、新作歌舞伎の脚本や演出で知られる、わかぎゑふ氏。演出には新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』や舞台『ガラスの仮面』を担当したG2氏が手掛ける。

■あらすじ

時は1970年。日本万国博覧会の開催に向けて期待を高め、意気揚々としていた時代 。 大阪のとある新聞社では報道部に特別班が組まれた。
抜てきされたのは東京出身の記者、藤井和也（浜中）。
慣れない大阪生活とエネルギッシュな大阪人たちに圧倒され意気消沈気味。
そんなある日、道頓堀で有名な俳優が絡まれているのを助けようとすると「なんでも屋 の健ちゃん」と呼ばれる村井健太郎（室）に止められる。
それは俳優の宣伝だと言うのだ。
「大阪を案内したる」と話す健太郎に導かれるまま向かった先は、ジャズ喫茶。
万博の話で盛り上がる個性あふれる常連客や衣裳デザイナーを夢見る波多野葉子（綺咲）と出会う。葉子は東京への憧れから和也に興味を持っていく。
日本万国博覧会の開幕が近づくにつれ新聞社は万博開催記念イベントで大忙し。
大いに盛り上がりを見せ順調かと思われた矢先に府ではある問題が…。果たして和也と 健太郎はミナミの街を揺るがす問題を解決することができるのか――。