タレントのハリー杉山が24日、“PR大使”を務める「第50回日本賞」の記者会見(会場:NHK放送センター)に出席した。「日本賞」は、NHKが主催する教育コンテンツの国際コンクールで、1965年の創設(※1973〜91年まで隔年開催、それ以外毎年開催)。2020年の第47回から昨年の第49回まで授賞式で司会を務めてきたハリーは、「その場で受賞した作品の制作者から話を聞くことができて、新聞記者の息子としてはとても光栄なことです」と、昨年亡くなった父親への思いも重ねて、「日本賞」の魅力をPRした。
ハリーの父親は英国人で、新聞記者、ジャーナリストとして活躍。取材で世界中を飛び回り、ハリーもいろいろな場所に連れて行ってもらったという。父から「自分の目で見ること、見てどう思ったのか自分なり考えること」を教えられた。11歳で渡英し、英国最古の名門パブリックスクールであるウィンチェスター・カレッジで学んだ中でも「あなたはどう思うのか」をよく問われたという。
「日本賞」のファイナリストに残った作品、その中から受賞する作品には、「自分事として捉えることのできる親近感がある。心に突き刺さるメッセージがはっきりしていて痛烈。その場ですぐディスカッションを始めたくなる魅力がある」と言い、「トップクラスの教育コンテンツでありながら、エンターテインメントでもある。自分の中にずっと残っていく作品も多い」と太鼓判を押した。
今年は、世界55の国・地域から391の作品と企画が寄せられ、そのうち34がファイナリストに残り、4部門の最優秀賞4作品が決定。11月20日〜23日に東京・原宿のWITH HARAJUKU HALLで開催される「日本賞映像祭」の最終日に、各部門の最優秀賞作品の中から「グランプリ日本賞」が選ばれる。
幼児向け部門の最優秀賞に選ばれた『スメッドさん一家とスムーさん一家』は、イギリス公共放送BBCで昨年のクリスマスに放送され、36%という驚異的な視聴占有率(Viewing share)を記録した大ヒットアニメ。「ロミオとジュリエット」のようなストーリーで、両家は違いの違いを乗り越えることができるのか、幼い子どもたちに多様性を尊重することの大切さを伝える作品となっている。
ハリーは「母と一緒に観たいと思いました。渡英して、完全アウェイを経験した日本人の母が何を感じるのか聞いてみたい」と、相手の立場や考えに思いをはせて、自分なりに考えることの大切さ語っていた。
青少年向け部門の最優秀賞には、初めてセックスをした16歳のソフィーとレオが再会するエピソードを描いた、ノルウェー公共放送NRK制作のティーン向けのドラマ『ライク(ハートマーク)ミー 二度目のチャンス』が選ばれている。
ハリーは「日本の性教育は圧倒的に足りないと思っていたけれど、この番組を見て全世界共通なんだな、と思いました。タブー視せずに、人間として当たり前のこととして、日常であるからこそ、お互いにやさしくためらうことなく話せるようにならないといけない。この番組は(性教育に)必須だと思いました」と、高く評価。「僕の場合、10代のうちに父親からセクシュアル・コンセント(性的同意)の大切さを教えてもらったけれど、そういう家庭ばかりではないと思うから」と、ここでも父へ感謝の気持ちをにじませていた。
「日本賞映像祭」では、作品の上映会と感想などを話し合うアフタートーク、作品の制作者と参加者のQ&Aなども実施。すべて無料で参加することができる。詳細は日本賞ホームページに掲載される。
ハリーの父親は英国人で、新聞記者、ジャーナリストとして活躍。取材で世界中を飛び回り、ハリーもいろいろな場所に連れて行ってもらったという。父から「自分の目で見ること、見てどう思ったのか自分なり考えること」を教えられた。11歳で渡英し、英国最古の名門パブリックスクールであるウィンチェスター・カレッジで学んだ中でも「あなたはどう思うのか」をよく問われたという。
「日本賞」のファイナリストに残った作品、その中から受賞する作品には、「自分事として捉えることのできる親近感がある。心に突き刺さるメッセージがはっきりしていて痛烈。その場ですぐディスカッションを始めたくなる魅力がある」と言い、「トップクラスの教育コンテンツでありながら、エンターテインメントでもある。自分の中にずっと残っていく作品も多い」と太鼓判を押した。
今年は、世界55の国・地域から391の作品と企画が寄せられ、そのうち34がファイナリストに残り、4部門の最優秀賞4作品が決定。11月20日〜23日に東京・原宿のWITH HARAJUKU HALLで開催される「日本賞映像祭」の最終日に、各部門の最優秀賞作品の中から「グランプリ日本賞」が選ばれる。
幼児向け部門の最優秀賞に選ばれた『スメッドさん一家とスムーさん一家』は、イギリス公共放送BBCで昨年のクリスマスに放送され、36%という驚異的な視聴占有率(Viewing share)を記録した大ヒットアニメ。「ロミオとジュリエット」のようなストーリーで、両家は違いの違いを乗り越えることができるのか、幼い子どもたちに多様性を尊重することの大切さを伝える作品となっている。
ハリーは「母と一緒に観たいと思いました。渡英して、完全アウェイを経験した日本人の母が何を感じるのか聞いてみたい」と、相手の立場や考えに思いをはせて、自分なりに考えることの大切さ語っていた。
青少年向け部門の最優秀賞には、初めてセックスをした16歳のソフィーとレオが再会するエピソードを描いた、ノルウェー公共放送NRK制作のティーン向けのドラマ『ライク(ハートマーク)ミー 二度目のチャンス』が選ばれている。
ハリーは「日本の性教育は圧倒的に足りないと思っていたけれど、この番組を見て全世界共通なんだな、と思いました。タブー視せずに、人間として当たり前のこととして、日常であるからこそ、お互いにやさしくためらうことなく話せるようにならないといけない。この番組は(性教育に)必須だと思いました」と、高く評価。「僕の場合、10代のうちに父親からセクシュアル・コンセント(性的同意)の大切さを教えてもらったけれど、そういう家庭ばかりではないと思うから」と、ここでも父へ感謝の気持ちをにじませていた。
「日本賞映像祭」では、作品の上映会と感想などを話し合うアフタートーク、作品の制作者と参加者のQ&Aなども実施。すべて無料で参加することができる。詳細は日本賞ホームページに掲載される。
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2023/10/24