吉本新喜劇の吉田ヒロ（56）が24日、大阪・なんばグランド花月（NGK）で16年ぶりの座長公演『芸歴40周年記念公演』をスタートした。内場勝則、辻本茂雄、石田靖と元座長4人がそろい踏みし、吉田の奇想天外なギャグがさえわたった。

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　吉田は1989年に新喜劇に入団し、「新喜劇やめよッカナ？キャンペーン」後の90年代には、内場、辻本、石田とともにニューリーダーとして時代を築いた。「まゆげボーン」「ちちくりマンボ」などのギャグとともに、『4時ですよ〜だ』や『ダウンタウンのごっつええ感じ』でも活躍するなど「松本人志さんが必要とした」（石田）爆発力ある笑いは、芸歴40年を重ね、なお健在。

　出番後の取材会でもボケまくり、内場は「彼は天才。だからストーリーに絡まんといてほしい」と笑わせ、辻本は「ハートの強さやね」と絶賛した。

　吉田は「物忘れがひどい」と言いながら、満足げ。内場は「“物覚え”やろ。（台本を）覚えてへんのやから」とツッコミ、石田は「40年前から何も変わってない」と爆笑していた。公演は30日まで。