プロ野球・阪神タイガースが20日、9年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。大阪を本拠地とするオリックス・バファローズも勝利し、“ARE”なセ・パ関西決戦が濃厚となると、道頓堀は厳戒態勢となった。

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　この日、セ・リーグ、パ・リーグともにクライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージの山場を迎えた。セは、18年ぶりにリーグ優勝し、ファイナルステージもあざやかに3連勝した阪神が、日本一への挑戦権をつかんだ。対するパは、リーグ3連覇のオリックスがロッテを下し、シリーズ進出へ王手をかけた。

　阪神が勝利すると、観光名所・御堂筋は川へのダイブを防ぐべく、戎橋などに警察官が一列に並び、“DJポリス”が立ち止まらないようにアナウンス。しかし関西人も勝ち慣れたのか、事件となるような混乱は見られなかった。野次馬や報道陣が駆けつけたが、阪神やオリックスのユニフォームを着たファンは多くなかった。

　一方、あちこちで赤ランプが回転し、突然のフェス開幕に驚いていたのは、観光で大阪を訪れた外国人たち。何が起こったのか「WHAT？」と戸惑いながら、勢いにまかせておどけ、スマホ撮影する姿があった。

　日本シリーズで関西ダービーが実現すると、1964年の「阪神vs南海」以来、59年ぶり。甲子園からオリックスの本拠地・京セラドーム大阪、さらに難波まで1本でアクセスできることから、道頓堀の混雑が予想され、トラブルに巻き込まれないよう、細心の注意が求められる。