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【RIZIN】鈴木千裕「王者になって戦いたい人がいっぱいいる!」敵地でケラモフからベルト奪取し、新たな景色へ!【インタビュー】

 現地時間11月4日にアゼルバイジャン・バクーで開催される『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』で、同国出身のRIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフのベルトに挑戦する、鈴木千裕。今年6月に続き、早くも2度目の王座戦の機会をつかみ、今度こそ悲願のベルト奪取に燃えている。

『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』でヴガール・ケラモフと対戦する鈴木千裕 (C)ORICON NewS inc.

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 RIZINにとって初の海外進出、そして自身にとっても初の海外での試合という節目の一戦を控え、所属ジムでの練習で激しく追い込む鈴木にORICON NEWSは単独インタビューを実施。「彼はフィジカルが強いですけど、僕も強いんで」とベルト奪取に絶対の自信をうかがわせた。

■念願のケラモフ戦は「榊原さんへの“発表会”でもあります」

――試合まで約2週間となりましたが、どういった練習をされているのでしょうか?

【鈴木】いつも通り自分のジム(クロスポイント吉祥寺)で午後2時半から5時半まで週6でキックボクシングの練習を軸に、朝と夜に総合やレスリング、ボクシング、フィジカルなどを調整しながらやっています。ケラモフ戦に向けて特別な対策をするわけでもないですし、彼はフィジカルが強いですけど僕も強いんで。もし差があるとしても、そこを埋めるのは“火事場のクソ力(ぢから)”っていう潜在能力を出せるかどうかで、それを出すには日頃からハードな練習でフィジカルとメンタルを鍛えて、自分を信じることが大事なんです。

――ケラモフ選手とは試合をすることは、以前からイメージしていたのでしょうか?

【鈴木】実はYouTubeのメンバーやジムの仲間には、僕がRIZINデビューした2年前くらいから「金原(正徳)選手、クレベル選手、そしてケラモフ選手の3人が必ずチャンピオンに絡んでくる」って言ってたんですよ。そしたら今、まさにそうなってるじゃないですか。なんだか後出しっぽいんですけど(笑)、僕はずっとこの3人が来ると思っていので、もう予想通りの状況ですね。

『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』でヴガール・ケラモフと対戦する鈴木千裕 (C)ORICON NewS inc.

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――さすがの分析ですね!

【鈴木】そして、僕は去年の大みそかの『RIZIN.40』の中原由貴選手に勝ったあとに、榊原(信行・RIZIN CEO)さんに「俺とケラモフをやらせてください!」って言ったんですよ。その時は榊原さんから笑いながら(無理だよ)みたいな目を向けられて、その時は「覚えておけよ!絶対に勝ってるやるぜ!」って気持ちになったんです(笑)。だから、この試合は僕にとって榊原さんへの“発表会”でもありますね。

――まさか、1年以内にケラモフ戦を手繰り寄せましたね。

【鈴木】いっぱい試合をしてますからね。

――試合数でいうと、同じアゼルバイジャン大会に出場する武田光司選手は、今年4月のルイス・グスタボ戦までに1年間で5試合をして、ベラトールとの対抗戦などプレッシャーのかかる試合も多く、精神的な疲労からグスタボ戦から1ヶ月ほど格闘技を休んでいたそうです。千裕選手も1年間で6試合とかなりハイペースですが、精神的な消耗はないでしょうか?
(※昨年11月に今成正和戦、12月に中原戦、今年3月にKNOCK OUTでマルコス・リオス戦、6月にクレベル戦、7月にパトリシオ・ピットブル戦)

【鈴木】僕もファイターなので、武田選手のようにメンタルが疲れるという気持ちもよくわかるのですが、僕は本当に昔からプロ格闘家になりたくて、小さい時から格闘技一本で食っていきたいと言っていて、それが今できているから絶対に格闘技をやめたくないんですよ。ファンの皆さんの想像を超えるくらいしんどい思いをして、「職業・格闘家」と言えるようになったので、早く試合がしたいです。練習もしんどいけど大好きだから毎日やりたいし、試合に負けたら「アホじゃねぇか」って落ち込みますけど、とにかく格闘技が好きなんでしょうね。

『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』でヴガール・ケラモフと対戦する鈴木千裕 (C)ORICON NewS inc.

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■王者となって大みそかに戦いたいのは、金原正徳? クレベル・コイケ?

――6月のクレベル戦で初めてベルトに挑戦して、今回が2度目の挑戦となりますが、初挑戦とは心境の違いは?

【鈴木】もう十分に負けの辛さは味わったので、あとは勝つだけです。それに、彼より寝技ができる人は今後僕の前には早々に現れないと思うので、次は倒されても自信を持って寝技で勝負できます。

――クレベルに負けて激しく落ち込んでいましたが、次のケラモフ戦でも納得できない試合になってしまった時に、千裕選手が同じような状態にならないかファンは心配していますが…?

【鈴木】もうないですね、それはもう経験したので。負けても勝っても格闘技が好きなので、格闘技からは離れることができない、本当に素直にそう思っています。格闘技がやっぱり面白いし、僕の生き様はここでしか出せないので。それに、次は絶対に負けないですから!

『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』でヴガール・ケラモフと対戦する鈴木千裕 (C)ORICON NewS inc.

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――以前から「トップ3人になる」と予想していた金原選手とクレベル選手の試合(『RIZIN.44』)は解説席からご覧になっていましたが、感想は?

【鈴木】金原選手のベテランとしてのキャリアの差が出たと思いました。あとは、やっぱりクレベル選手は自分の技を過信していたんじゃないかな。金原選手には対応できないと思っていたけど、金原選手は「クレベルの寝技と渡り合える」って自信もあったし、経験も豊富なので、それで上回ったのかなと。だから、結果に驚きもしなかったです。
――アゼルバイジャンでケラモフからベルトを奪って大みそかで防衛戦をするなら、クレベルに勝利した金原選手と、自身に勝利したクレベル選手、どちらと戦いたいですか?

【鈴木】金原選手がクレベル選手に勝った直後のリング上から「千裕、待ってるからチャンピオンになってこいよ」って言われたので、試合に誘ってもらったら買うに決まってるじゃないですか。チャンピオンとして金原選手を迎え撃ちたいです。ケラモフ戦で大きなケガをしてしまったら試合は難しいかもしれないけど、普通にケガなしで勝ったら“職業・格闘家”ですから、すぐに試合をやります!

『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』でヴガール・ケラモフと対戦する鈴木千裕 (C)ORICON NewS inc.

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――その後はクレベル選手にリベンジしたい?

【鈴木】もちろん考えていますが、対戦相手の巡り合わせってタイミングなんですよ。負けた相手にリベンジするなら(RIZIN初戦で敗れた)昇侍さんがいますけど、その名前が出てこないってこともタイミング。だから、クレベル選手と巡り合わせがあれば戦うことになりますし、世界は広いので限られたキャリアの中でいろんな選手と戦うことにも価値がある。それこそピットブルと向こうのリングで再戦もしたいし、ほかにも戦い人がいっぱいいるので。

――ベルトを持ったら、千裕選手の見える景色も変わりそうですね。

【鈴木】それがチャンピオンの特権ですから。キックでもKNOCK OUTでベルトを取ったら景色が変わったし、チャンピオンになるひとは器(うつわ)があるとわかったので、自ずと答えは出てきますよ。

『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』でヴガール・ケラモフと対戦する鈴木千裕 (C)ORICON NewS inc.

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■五味隆典からのアドバイスは「聞かなくてもわかります。『砕いてこいよ』で終わりです」

――最近の日本格闘技界のトレンドとして、海外のジムへの出稽古やそのまま所属する選手も増えてきました。千裕選手も海外での練習は必要だと考えていますか?

【鈴木】もちろん、海外の練習を取り入れることは大事だし、僕も行ってみたいなという気持ちはあるのですが、いつも言っていますが日本の技術は本当にすごいんですよ。海外は進んでいるけど、日本だって技術も高いし知識も多いしマネすることもうまいので、日本でも十分に強くなれる。ただ、日本はそれぞれの練習をするためにいろんなジムに行かなきゃいけないので、移動が面倒くさいです。海外の大きなジムは1ヶ所で完結できるので効率面では非常に便利だし、選手の人数も圧倒的に多いからいろんなタイプの練習と練習できるというメリットはあります。

 ただ、環境面では自分は日本のほうが合っています。練習だけではなく、食べたい食事を用意してくれる場所や体をケアしてくれる場所、息抜きやストレスを解消できる場所があることが、格闘技にはとても大事なんです。海外のジムで練習はするけど、自分に合うマッサージを受けられる場所や日本風の食事を出してくれる場所は探さないといけないし、それがストレスになると後退してしまう可能性もある。だから、自分が何を一番優先するかを考えて、僕は移動時間はかかるけど環境面で充実している日本で練習をしています。

――自分の中の優先事項を取捨選択することが重要ですね。海外のジムに行けば100%勝てるようになるわけでもないですし。

【鈴木】海外のジムから帰ってきて結果を残す人もいれば、負ける人もいるので、結局は自分に合うか合わないか。僕は日本の練習で6連勝、キックを含めると7連勝できたし、日本で補えるものはまだまだあります。たとえば、オフの期間で海外に練習に行くのはアリだと思いますが、試合前の期間に海外に行くのは今のところは考えていません。今の環境で自分を追い込むことがベストなんです。

『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』でヴガール・ケラモフと対戦する鈴木千裕 (C)ORICON NewS inc.

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――KNOCK OUTの王者であり、RIZIN王者にもなって以前から公言されている「二刀流で王者」が間近に迫ってきましたが、最近はRIZINのリングでキックの試合も組まれています。MMAファンからは「不要」という声がある一方、会場では大きく盛り上がっていますが、千裕選手はRIZINにキックの試合は必要だと思いますか?

【鈴木】うーん、格闘技の違いを知るという面では必要だと思いますし、RIZINのキックの一番の魅力は交流戦ができることなので、KNOCK OUTやK-1やRISEなどが団体の壁を取っ払って戦う場としては必要だと思います。ただ、キックの試合がMMAの間に組まれて印象がかすんでしまうのはイヤですね。キックの試合もMMAの試合も熱量は変わらないけど、キックの次の試合で投げ技や関節技やパウンドがあるMMAを見たら、キックの熱が覚めちゃうようなところもあると思うんです。だから、RIZINでキックだけの大会があれば面白くなりそうですが、需要があるかどうかですね。

――最後に、師匠の一人でありUFCに出場するなど海外での試合経験が豊富な五味隆典選手からは、次の試合に向けてアドバイスはありましたか?

【鈴木】聞かなくてもわかりますよ、「砕いてこいよ」で終わりです。海外だからって別に固くなる必要はないし、そこを気にしているようじゃチャンピオンになれないですよ。逆に海外の選手はわざわざ日本に来て戦って、チャンピオンになっていますから。どこで戦おうと自分は自分なので何も変わらないし、海外だから全力を出せなかったって言い訳も情けないじゃないですか。そんなヤワな練習はしてないですから、日本中から勝利を信じて声援を送ってください!

『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』

『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』

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■RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan 対戦カード
・フェザー級タイトルマッチ
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン) vs. 鈴木千裕(日本)
・ライト級
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン) vs. 武田光司(日本)
・ライト級
ナリマン・アバソフ(アゼルバイジャン) vs. アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)
・フライ級
メイマン・マメドフ(アゼルバイジャン) vs. ジャスティン・スコッギンス(アメリカ)
・ライト級
トゥラル・ラギモフ(アゼルバイジャン) vs. キム・ギョンピョ(韓国)

・51.0kg契約
アナスタシア・スヴェッキスカ(ウクライナ) vs. ファリダ・アブドゥエバ(キルギス) 
・フェザー級
ホアレス・ディア(カメルーン) vs. イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン) 66.0kg
・ライト級
イリヤール・アスカノフ(カザフスタン) vs. ヴラディスラヴ・ルドニエフ(ウクライナ) 71.0kg
・ヘビー級
クエンティン・ドミンゴス(ポルトガル) vs. ショータ・ベトレミドゥゼ(ジョージア) 120.0kg
・93.0kg契約
ハサン・メジエフ(ラトビア) vs. コンスタンティン・メルクロフ(カザフスタン) 93.0kg

※日本国内の放送・配信事業者によるPPVを予定

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