シンガー・ソングライターで、アリスのメンバーとして活躍した谷村新司さんの訃報を受け、ステージやラジオ番組で長く共演したばんばひろふみ（73）が17日、自身のフェイスブックを更新し、“チンペイ”との別れをしのんだ。

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　谷村さんとばんばは、1960年代後半に起こった関西フォークブームから台頭。ヒット曲を飛ばす一方で、地元の『ヤングタウン』や関東の『セイ！ヤング』など深夜ラジオに出演し、“チンペイ＆ばんばん”コンビとして絶大な人気を誇った。

　ばんばはフェイスブックで「我が友チンペイさんが亡くなった」と切り出し、「アマチュア時代に知り合い同じ事務所に所属してお互い切磋琢磨してきた。大阪MBS『ヤングタウン』 東京文化放送『セイ ヤング』 この深夜放送で毎週2回顔を合わせていた。当時家族と過ごすより多くの時間を旧友していた（原文ママ）」と懐かしんだ。

　「今年の春先に病を患い年内の活動を停止することを知りとても心配していましたがきっとすぐに復帰してくれると思っておりました」という。「それなのに突然の訃報に言葉もありません」と心境を吐露。

　“友”に向け「今ぼくがあるのはチンペイさんのおかげだと思う　有難うチンペイさん　安らかに眠ってください」と呼びかけ、「ご家族ご親族の皆様に心より追悼の意を表します」と記した。

　谷村さんは2018年にアリスの3人で『ヤングタウン』にカムバック。MBSラジオは「谷村新司さんのご訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。1972年に初めて『MBSヤングタウン』木曜日をご担当いただいて以来、2018年にアリスの3人で古巣にカムバックされた現在の『MBSヤングタウン』金曜日まで、のべ20年にわたりパーソナリティとしてご活躍いただきました。リスナーの心をつかんで離さなかったその穏やかで温かな語り口は、MBSラジオの歩みの中で昴のような輝きを放ち続けます。本当にありがとうございました」と追悼した。