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=LOVE野口衣織「一期一会な気持ちになれることが楽しい」と演技に夢中 「普段やれない役柄を演じたい」と悪役に意欲も

 10月6日〜10月15日まで、東京・大手町三井ホールにて舞台『フルーツバスケット 2nd season』が上演中だ。2022年3月に上演された舞台『フルーツバスケット』の続編で、本田透役の吉田綾乃クリスティー乃木坂46)ら主要キャストが続投。今作より登場するキャラクター、草摩依鈴役を演じるアイドルグループ・=LOVE(イコールラブ)の野口衣織に、舞台への意気込みや、演じるキャラクターへの想い入れ、作品の魅力、演技の仕事に関する今後の展望を聞いた。(撮影:平野敬久 取材・文:遠藤政樹)

草摩依鈴役を演じる野口衣織(撮影:平野敬久) (C)ORICON NewS inc.

草摩依鈴役を演じる野口衣織(撮影:平野敬久) (C)ORICON NewS inc.

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■舞台本番に向けて「今からもうドキドキ」

 『フルーツバスケット』は、1998年から2006年まで『花とゆめ』で連載された大人気少女漫画で、全世界コミックスの累計発行部数は3000万部を突破。2019年4月より新スタッフ&キャストにより全編アニメ化となり、足掛け3年に渡りテレビ東京ほかにて放送されました。そして2022年2月には、TVシリーズ総集編に新作映像を加えた「フルーツバスケット−prelude−」が全国の劇場にて上映、同年3月に舞台「フルーツバスケット」が上演されました。主人公の透が、代々十二支の物の怪(もののけ)憑きで、異性に抱きつかれると憑かれた動物に変身してしまう体質だという草摩一族の秘密を知ってしまい、ちょっと複雑な事情を抱えた高校生たちの葛藤や悩み、日常にスポットを当てたストーリーを描いた作品です。

――2018年に上演された舞台『あにてれ×=LOVE ステージプロジェクト「ガールフレンド(仮)」』以来、久しぶりの舞台出演となりますが、本番へ向けて今の心境を聞かせてください。

【野口】 今まで経験してきた舞台は=LOVEメンバーとの舞台で、メンバーのいない舞台出演は初めてなので毎日緊張しつつ新鮮で、新しい刺激の多い日々です。本番も間近ということで「早すぎる! どうしよう……!」と今からもう既にドキドキしています。練習してきたものすべてを皆さんに届けることができたらなと、より気合が入っています。

――メンバー以外との舞台は初とのことですが、最初はワクワクと不安はどちらが大きかったのでしょうか。

【野口】 どちらかと言うと不安が大きかったです! 私は人見知りで、顔合わせのときも上手に話せなかったので、できれば時間を巻き戻したいですね。

――稽古の様子や仕上がり具合はいかがでしょうか。

【野口】 キャストの皆さん全員、キャラクターがそのまま出てきたのかというくらい、キャラクターに対するリスペクトを感じられます。一緒に稽古させていただいていても、自分に言われているのではとドキッとするほどメッセージ性が伝わってくるのが印象深いですね。そう思うと自分はまだまだと思いますし、皆さんに追いつかないといけない気持ちでいっぱいです。頑張ります!

――アニメ版を好きで見ていたとのことですが、改めて『フルーツバスケット』という作品の魅力は?

【野口】 あたたかくて優しい太陽みたいな透ちゃんをはじめとした、たくさんのキャラクターがいる中で、光と影のような陰の強いキャラクターもいて。それゆえに波が激しく、人間らしかったり残酷だったりもするけど、透ちゃんがいることで雰囲気が一定して、優しさやあたたかさに包まれている感じが魅力的だと思います。個人的には擬人化ものが好きなので、現実ではありえない部分と現実でもありえる人間らしい部分が組み合わさっている感じが好きです。

■依鈴役のやりがいは「すべて」 感情的になるシーンに苦戦も

草摩依鈴役を演じる野口衣織(撮影:平野敬久) (C)ORICON NewS inc.

草摩依鈴役を演じる野口衣織(撮影:平野敬久) (C)ORICON NewS inc.

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――野口さんが演じられる依鈴は、壮絶な過去を持っていて演じるのも一筋縄ではいかなさそうなキャラクターですが、どのような印象を受けましたか。

【野口】 アニメを見たときから依鈴ちゃんが大好きです。不器用だけど愛情にあふれていて、、知っている人にしかわからないような愛おしさとかわいらしさがあって魅力的ですね。自分の意志もしっかりあって、人の意見で動かない強さもあるのに、弱さもある。私がなりたいと思う理想の女の子ですね。

――そんな好きなキャラクターを演じる上で意識していることは?

【野口】 好きだからこそ「もっとこうした方が」「ああした方が」と悩んでしまう部分もあります。自分ではなれないような心情や力強さ、人間性があるので、稽古中は感情を借りています。依鈴ちゃんの気持ちや感情を借りている時間がすごく愛おしくて、稽古を重ねるたびに「依鈴ちゃんが好きだな」と思います。演じるのは難しいですけど、楽しいですね。

――難しさは特にどのあたりに感じているのでしょうか。

【野口】 感情的になる部分ですね。依鈴ちゃんは感情が高ぶると胸ぐらをつかむなど手が出ちゃうタイプ。私は(齋藤)樹愛羅とか、かわいいメンバーを見て「かわいいな」とほっぺたをポンポンする程度で、怒りや爆発した感情になったことはなくて。ビンタのシーンを見たり、ドラマに出演したことがあるメンバーに聞いて、「叩くときは叩かれる方の勢いが大事だからタイミングを合わせるんだよ」など、メンバーからアドバイスをもらいました。

――野口さんは怒ったときどうするのでしょうか?

【野口】 人間なので怒るときもありますが、口に出せるタイプではなくて。頭の中で必死に論破しています。「ああ言っていたけど、こうだったのにどうして?」みたいに頭の中で怒ります。表に自分の感情をパッと出せる依鈴ちゃんは見ていてすっきりしますね。

――では演じるにあたってのやりがいは?

【野口】 すべてかもしれないです。自分とは違って、反対だなと感じる部分が多く、自分ではなく演じているキャラクターなので、余計な私情が入らず、「依鈴ちゃんなら」とか「依鈴ちゃんだったら」という視点ができるのが楽しいですね。演じている中で、「もっとこうした方がいいかも」という気持ちが明確に出てきて、やっていて「もっともっと」という思いがどんどん湧き出てきます。依鈴ちゃんのことが好きだから、依鈴ちゃんを贔屓目に見るというか、常に依鈴ちゃんの味方である自分がいて、余計に感情移入がしやすいのかなとは思います。

――依鈴の注目ポイントを教えてください。

【野口】 依鈴ちゃんのギャップです。初めて登場したときと終わったときを比べるとイメージが変わると思うので、そこに注目していただけたらうれしいです。

■「もっともっと演技に挑戦したい」 悪役に憧れも

草摩依鈴役を演じる野口衣織(撮影:平野敬久) (C)ORICON NewS inc.

草摩依鈴役を演じる野口衣織(撮影:平野敬久) (C)ORICON NewS inc.

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――本作では依鈴と本田透が心を通わせていく過程も見どころの一つとなりますが、透役の吉田綾乃クリスティーさんの印象を教えてください。

【野口】 私は、あやてぃーさんと呼ばせていただいていて、よく現場でお話ししてくださいます。少しおちゃめな方で、稽古場にあった虫のおもちゃで驚かせてくるなど、やることがかわいらしい。私が「また会ったら仲良くしてください」と言ったら、「また今度考えますね」と冗談交じりに返されて、思わず「好き!」って思いました(笑)。おちゃめなところにキュンキュンしていて、頼りたくなる安心感もあり、頼りにさせていただいています。

――野口さんは依鈴が一推しですが、ほかに好きだったり共感できたりするキャラクターはいますか。

【野口】 好きなのは花島咲ちゃん。魅力的すぎて、素直にいいなって思います。それと共感というか人間らしいなって思うのは(草摩)由希くん。人生で一度は感じたことがあるであろう嫉妬だったり劣等感だったり、くやしいと思う気持ちだったり、人間らしい部分がすごくあるような気がします。しかも自分の中の気持ちを言葉にするのがうまいし、それを自分の中に落とし込めるか否かの境界線も絶妙だなって。どうかこのキャラクターが報われてほしいと思うくらい複雑な心境を持っていて、共感できる部分もありつつ自然と応援しちゃう。幸あれと願ってしまうキャラクターですね。

――演技のお仕事も年々幅を広げていらっしゃいますが、俳優業をどう捉えていますか。

【野口】 演技を通して自分じゃない何かになれる時間は貴重で、一期一会な気持ちになれることが楽しくて、ありがたいですね。どんな役でも、もっともっと演技に挑戦したいというポジティブな気持ちがあります。

――今後やってみたいタイプの作品や役があれば教えてください。

【野口】 やってみたいのは悪役。彩凪(翔)さんが演じている慊人がカッコよくて、オーラというか威圧感がすごい! アニメを見ていたときは、「慊人め〜!」と思っていたのに、今ではカッコよくて憧れています。彩凪さんだからかもしれないですけどね(笑)。悪役令嬢作品なども好きなので、普段の自分ではやれないような役柄を演じてみたいです。


同舞台は現在、10月6日に行われた初日公演と15日の千秋楽公演の配信チケットを各プレイガイドにて販売中(各公演1週間見逃し配信予定)。キャスト座談会特典映像付きチケットも発売されている。

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  • 草摩依鈴役を演じる野口衣織(撮影:平野敬久) (C)ORICON NewS inc.
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