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マガジン漫画家、こだわった所沢7.5万円の部屋 野良猫ウロウロ…共同生活の【間取り図】公開 『ギルティサークル』門馬司<連載6弾>

 今は大人気だが、昔は当然、苦しい下積みがあった漫画家・声優たち。そんな彼らが昔住んでいた自宅を紹介してもらう連載企画『思い出の間取り図』第6弾目は、『ギルティサークル』原作者の門馬司氏で、10年前に住んでいた物件を紹介してもらった。

『ギルティサークル』コミックス書影イラスト

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 『ギルティサークル』は、マガジンポケットで連載中の大学を舞台にした快楽と戦慄のサークルサスペンス。憧れの青応大学へと入学した大学1年生・沢屋童二は、サークル勧誘期に美少女・星見楓と出会う。「東京に行けば…大学に入れば…サークルに入れば、彼女ができる!」と信じる沢屋は星見楓とともに派手目なサークルの新勧コンパへと参加するが…。沢屋が足を踏み入れたサークルの罪深き実態、その秘密が描かれ、現在コミックスが9巻まで発売中。

 門馬氏が紹介する思い出の部屋は、初連載時に住んでいた埼玉・所沢市のアパートで「私がまだネーム原作者になる前、初連載したときに仕事場兼自宅として住んでいた所沢の家です。この連載はもう1人の作家さんとタッグを組んで作画する少々特殊な作品でして、その方と月の半分以上この家で同居しながら執筆していました」と説明。

『ギルティサークル』原作者の門馬司氏が住んでいた家の間取り図

『ギルティサークル』原作者の門馬司氏が住んでいた家の間取り図

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 「お互いプライベートな空間は確保したい、しかし家賃は抑えたい…!と探し回って、所沢で家賃7.5万円のこの物件に辿り着きました」と物件の出会いも明かし、「私は洋室で、パートナー作家さんは和室で、特に顔も合わさずそれぞれ作業しながら日々生活していたなぁ、と懐かしく思い出します。私の作家人生のスタートとなる家ですね」と振り返った。

 印象的な思い出は「静かな所で、コンビニとスーパーが徒歩5分ぐらいのところにあるだけでした。家で窓を開けて寝ていたら、起きた時部屋の中に野良猫がウロウロしていてビックリしたのをよく覚えてます」と照れ。

『ギルティサークル』コミックス書影イラスト

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 「可愛かったのでつい牛乳をあげたら、翌日から毎日窓の外でニャーン、ニャーンと鳴かれて、軽い気持ちで餌をあげちゃいかんな…と反省しました」と苦笑い。

 人々との交流も思い出深かったそうで「近くになった小さい居酒屋の店主のおじちゃんが、すごく優しい人で、よく飯をタダにしてくれました。所沢なので、宮崎駿さんもいらしたことがあるお店らしいです。もう引っ越しして10年ぐらい経ちますが、いまだにおじちゃん元気にしてるかな…と思い出します。その節はお世話になりました!」と感謝した。

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