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日テレ、ジャニーズ事務所に「忖度していたのは間違いない」 社内調査を公表、キャスティング&取材への影響危惧

 日本テレビは4日、同局系『news every.』(後3:50)で、ジャニーズ事務所に関する社内調査の結果を報告した。

日本テレビ(C)ORICON NewS inc.

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 故・ジャニー喜多川氏の性加害問題に関してジャニーズ事務所の再発防止特別チームが8月にまとめた調査報告書では、被害が拡大した背景にマスメディアの沈黙があったとし、多くのメディアが問題を正面から取り上げてこなかったことについて「極めて不自然な対応をしてきたと考えられる」と指摘。これを踏まえ、同局が検証を行うことを決め、社内の調査を行ってきたという。

 この日は、(1)週刊文春のジャニー喜多川氏の「セクハラ」キャンペーン報道と一連の裁判を日本テレビの伝え方、(2)ジャニーズ事務所と日本テレビとの関わり、(3)イギリスBBC報道以降の日本テレビの対応について説明。過去の放送の録画などを確認したほか、20年以上過去にさかのぼって報道局の記者やジャニーズ事務所と向き合っていた番組担当者、各部署の幹部らから幅広くヒアリングを行った。

 (1)では週刊文春がジャニー氏の性加害を「セクハラ」と指摘した記事などを掲載。ジャニーズ事務所・ジャニー氏が文春側を名誉毀損で提訴していた。同局は一審でジャニーズ事務所側が勝訴したときは当日の夕方に報じていたが、セクハラ記事の真実性を認めた二審判決と、その判決が確定した最高裁判決は報じていなかった。これについてジャニーズ事務所への忖度や同事務所の圧力は確認できなかった一方、「週刊誌の芸能ゴシップだと軽く捉えていた」「男性への性加害全般に対する問題意識が低かった」とした。

 (2)で、文春報道のあった1999年頃のジャニーズ事務所と同局の関係について、当時の編成幹部は同事務所から「こんなことはしないでほしいと言われたことはない」としたが、対抗馬となる他のスターはつくらなかったと説明。「怒らせたら面倒くさい」とも語った。また『24時間テレビ』のチャリティーパーソナリティーを別の事務所の女性グループにした際には、ジャニーズ事務所からの出演がなかったと証言した。

 そのほか、当時の芸能デスクは「ジャニーズ事務所にはライブなどの取材や新曲のインタビューもあり、外されるのは怖い。実際にやられている雑誌を見ているのでつっこみにくかった」とも語った。20年以上前から、ジャニーズ事務所に対し「怒らせると(タレントを)キャスティングできなくなるのでは」「取材ができなくなるのでは」といった認識や雰囲気が生まれていたという。

 2000年代のジャニーズ事務所との関係について、当時の編成幹部は「競合するタレントはキャスティングしないというのが不文律。ジャニーズ事務所が司会の番組でイケメンは出しにくい」「はっきり言われたことは1回もないけど、嫌みのように言われたことがある人はいっぱいいると思う。みんなを見てそういうものだと学んだ」と明かした。

 ジャニー氏の性加害に関して、当時の制作幹部は「ジャニー氏が男の人が好きだというのは業界の公然の情報として知っていた」とするも「性加害をしているような認識はなかった。もっと知ろうともしなかった」などと説明。編成幹部は「ジャニー氏の男の子好きは広く知られていた。ただ見ないようにしていただけだ。余計なことを言ってもめたくないと思っているから。それだけ事務所に力があるから忖度していたのは間違いない」と断言した。
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