10月より始まるインボイス制度の中止・延期を求める団体「インボイス制度を考えるフリーランスの会」が29日、衆議院会館を訪れ、54万筆超のオンライン署名が入ったUSBを岸田文雄内閣総理大臣の秘書官に手渡した。

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　25日に著名人や有識者たちが首相官邸前にて『インボイス反対50万筆の声を届ける官邸前アクション』を行い、岸田文雄首相へ署名を手渡ししようとしたが実現できずにいた中で27日、松野博一官房長官が定例会見の中で署名提出について触れ、「政府に届けば適切に対処する」と発言。これを受け同団体は、政府に対して54万筆超のオンライン署名を岸田首相に「手渡し」させてほしいと要請していた。

　同団体は今回の経緯について、「本署名の主催団体として日本中から集まった54万超の声を制度開始前に届けることが最優先事項だと判断し、方法を模索してきました。岸田文雄国会事務所に改めて問合せを行ったところ、秘書官がお受け取りくださるとの返答をいただき、本日お渡ししました」と説明。

　きょう29日までに集まった署名は54万3114筆だそうで、「これからも制度中止を求めて活動を続けてまいります」と伝えた。