4人グループ・Sexy Zoneの松島聡の自身初となる個展『松島聡 コ。展』（読み：マツシマソウ コテン）が、きょう27日から10月15日まで東京・表参道ヒルズ スペース オーで開催される。

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　展覧会タイトルの「コ。」には、自分らしさ＝【個（“コ”）】として表現を詰め込み、【心（“コ”コロ）】の目で感じてもらえる展示にしたい、という本人の想いが込められている。展示では現在時点での「自分らしさ」の形として、マネキンをモチーフにした作品を中心に、照明から香りまで会場全体を使ったインスタレーションとして表現している。

　同展に向けて松島が最初に手掛けた、対照的にレイアウトされた2体のマネキンと、それを彩る“黒と白”の花やレース、ビジューなど、さまざまなマテリアルで構成された作品である『光と影』や、複数のキャンバスアートが組み合わされたインスタレーション作品『深淵からこんにちは。』などさまざまな作品が展示される。

　開催前日となった26日には、松島の会見が行われ、改めて完成した作品と展示会場について「自分の理想としているものを少しずつ形にしながら、スタッフの皆さんと一緒に作り上げてきたものがやっと完成して、心の底から自信をもった作品をお届けできるかなという思いでいます」と心境を明かし、今回の展覧会に向けての作品作りに関して「マネキンに直接装飾しているので何度も作り直したものもありました。マニュアルがない中、ひとつずつその都度考えながら作ってきたので、その中で課題も生まれましたし、今回を経てさらにクオリティの高い作品を作りたいという次への目標も見えてきました」と語った。

　展覧会を通して用いられているモノトーンの表現については「いろいろなものが持つ二面性について、どちらが正しいという白黒つけないといけないという固定概念にとらわれずに、どちらもがもつ良さに目を向けて柔軟に捉えてほしい」と背景を説明。「自分を中心に“自分のこれをみて”というのを作品に出すというアプローチもあると思うのですが、そうではなくて、ファンの方をはじめ初めて作品を見た方がどう思うかというところまで思いを馳せながら作品を作りました」と作品作りに対する考えを伝えた。

　そして「見に来てくださる方のそれぞれの視点で、視覚的な部分だけでなくココロの目で作品を感じ取っていただいて、何かを思うきっかけになってくれるとうれしいです」と呼びかけた。

　また、会場内に併設された特設ショップでは、松島が企画立案やデザイン監修に携わった個展ならではのオリジナルグッズの販売もする。オンライン配信版の『コ。展』開催も決定し、松島のナビゲーションによる展覧会の紹介が行われるほか、作品制作や会場施工の様子などもドキュメンタリー的に紹介される予定となっている。