ギネスワールドレコーズ社が6日、公式ホームページで故ジャニー喜多川氏の記録について公式サイトから削除したと報告した。

　同社は「先日発表された故ジャニー喜多川氏の調査報告書を受け、本状況において記録掲載は適さないと判断し、氏の記録を公式サイトより削除いたしました。また、記録の抹消に関しては、弊社の行動規範において、該当者が有罪となった際に精査するとしています」とした。

　喜多川氏は2011年に「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」として、12年には「最も多くのチャート1位を獲得した歌手をプロデュースした人物」として認定されていた。

　ジャニーズ事務所は7日午後2時から、都内で喜多川氏による性加害問題についての会見を行った。同事務所は性加害問題を事実と認め謝罪しつつも、「ジャニーズ事務所」という屋号は変えず、再出発することを発表した。

　ジュリー氏は社長を退任し、新社長として所属タレントである東山紀之が就任。東山は「この度、新しく代表となりました東山紀之です。まずは喜多川氏の性加害を認め、ここで謝罪させていただきます。被害に遭われた方々、長きにわたり心身ともにつらい思いをさせたこと本当に申し訳なく思います」と頭を下げ、「この事実に真摯に向き合うため、私は年内をもって表舞台から引退します。人生をもってこの問題に取り組んでいく」と決意を語った。