実業家でタレントの“ホリエモン”こと堀江貴文氏（50）が、故郷である福岡県のFMラジオ『CROSS FM』（クロスエフエム）の経営を引き継ぐ予定であることを、5日放送のTOKYO FM『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』（月〜木　後1：00）内で明かした。CROSS FMは6日、報道各社に書面を発表し、同日に株主保有者および同社の代表取締役会長であった吉田嘉明氏と株式譲渡契約を締結し、全株式の譲渡が完了したことを伝え、新体制では堀江氏と三戸政和氏の共同で同社を牽引していくと伝えた。

　同社の代表取締役社長であった坂田隆史氏は取締役副社長となり、堀江氏が代表取締役会長、大出整氏が代表取締役社長、三戸氏が取締役の新役員体制となる。

　堀江氏は、福岡県・八女市出身。1996年に『有限会社オン・ザ・エッヂ』を設立し、2004年に社名を『株式会社ライブドア』に変更。プロ野球球団の買収の申し出、ニッポン放送株の筆頭株主などで話題を呼んだが、2006年に証券取引法違反の疑いで逮捕された（2011年6月から約1年9ヶ月の服役を経て2013年3月に仮釈放）。

　以降、テレビ出演や雑誌連載などのほか、書籍『判決前夜』（バジリコ）、『格差の壁をぶっ壊す！』（宝島社）、『多動力』（幻冬舎）などを発売している。

■CROSS FMの報告全文
時下、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
当社は、この度まで株式保有者及びCROSSFM代表取締役会長であった 吉田嘉明氏（DHC創業者）と株式譲渡契約を締結し、全株式の譲渡を本日無事完了致しました。また、同日13時より行いました株主総会で新役員が決議されましたのでお知らせいたします。
新体制では、私の先輩でありビジネスパートナーである堀江貴文及び知人の三戸政和と共同で同社を牽引して参ります。現在社長の坂田は取締役副社長として引き続き当社の経営の中枢に関わって参ります。
伝統と歴史のあるCROSSFM社を、オール九州を世界に向けて発信し盛り上げる新メディア＆コンテンツ企業として生まれ変わらせ成長させる所存です。これからたくさんの応援を頂きたく宜しくお願い申し上げます。
なお、この件について、9月中旬から下旬に記者会見をとり行いますので、あらためてご案内いたします。