• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

人気者がズラリ!『マジ歌ライブ』の魅力と磁力 佐久間P「観客のみなさんも参加者」

 テレビ東京系バラエティー『ゴッドタン』(深1:50)の人気企画が、3年半ぶりにイベントを行う。21日にさいたまスーパーアリーナで『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』を開催するが、3年半ぶりに“祭り”が帰ってくる。

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催(C)テレビ東京

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催(C)テレビ東京

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 2020年2月のマジ歌ライブ開催数週後、新型コロナにより緊急事態宣言の発令。21年、22年と開催を目指すものの、キャンセルが続き、ついに前回と同じ会場、さいたまスーパーアリーナでの開催が決定した。今回のサブタイトルは、「マジオールスター歌謡祭」。マジ歌シンガー勢揃いの豪華メンバーたちが、この祭りを盛り上げる。

 その熱を感じるため、佐久間宣行プロデューサーに話を聞いた。

――前回は2020年の2月で、コロナについてのニュースが報じられたくらいのタイミングでした。
埼玉県でもコロナになった方が出たというニュースを2日前くらいに見た気がするんですよね。翌々週の東京ドームでの、あるアーティストの公演が直前に中止になったっていうのを覚えているので、本当に最後の大規模興行に近かったんじゃないかなと。

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

写真ページを見る

――さいたまスーパーアリーナでの『マジ歌ライブ』は、その時が初だったと思いますが、大きなところでの開催について?
『マジ歌ライブ』に関しては一足飛びにはやっていないんですよ。多分、10回ライブやって、最初は1000人から始めているので。さいたまスーパーアリーナの前が横アリ、その前が武道館、その前が国際フォーラム、中野サンプラザ…名前は変わりましたが、渋公とかあるので、地道なロックバンド的な(笑)、 しっかりライブをやっていくロックバンドのような育ち方をしているので。境目は国際フォーラムだったかな、結構演奏方法をガラッと変えて、そこからの積み重ねてきたんで、びっくりはしなかったですけど、やっぱり広いなとは思いました。

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

写真ページを見る

――演出方法をガラッと変えたというと?
肉眼でわかるコント的な笑いは伝わんないなと思いました。ライブショーを大げさにしていく“マジライブ”の要素を入れて国際フォーラムから演出を変え、武道館で新しい方向が見えたって感じです。マジライブというのは、観客の皆さんも参加して、あんなくだらないことに盛り上がっているっていうので、おぎやはぎバナナマン設楽さんがツッコむ構図。それまで、おぎやはぎ、バナナマン設楽さんは芸人側で、2組がマジ歌シンガーを観客にプレゼンして、観客は笑う…ということだったんですけど、今はマジ歌の芸人と観客が一体になって、その現象自体を外から、おぎやはぎとバナナマン設楽さんがツッコむという構図に変わっていったんです。武道館あたりから観客が参加者になったって感じです。

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

写真ページを見る

――佐久間さんは最近では、いわゆる出役での活躍も続いていますが、裏方として『マジ歌』を作っていく醍醐味についてはいかがでしょうか?
完全に切り離して考えるようにはしてます。なんでかと言うと、演者として僕が出ることによって、ちょっと演出の役に立つかなと思ったんですけど、全然そんなことはなくて。やっぱり、劇団ひとりとか秋山(竜次)とかバカリズムってバケモンなんで、それは「こういうことやったらやりにくいな」って考えなくてもよくて、平気でひどいこと考えても大丈夫だなと。こちらの想定を大体超えてくる人たちなので。一緒に仕事してる芸人がすごいなっていうのに気づいたっていうか、バケモンとずっと仕事してたんだと思います。

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

写真ページを見る

――続けることの難しさ?
正直、コロナの前までは難しさは感じてなかったです。1年に1回とか、1年半に1回だったし、まだ配信文化もそんなになかったから、DVDを出すペースの中で、 クオリティーだけを考えていればよかったんですが、やっぱりコロナを挟んで、『マジ歌ライブ』だけじゃなくて、大きく動員を落とすライブや演劇とかも、お客さんが減ったり、3〜4年のブランクって大きいなって思っていて。それでも来てくれるお客さんに何を返せるかなっていうのをずっと考えている感じですかね。僕の知っている劇団やアーティストも、コロナ前の動員には戻っていなくて。エンタメの世界で、お客さんも年齢を重ねているから、家から出なくなっている人もいるし、すごく考えながらやっています。50歳になった日村(勇紀)さんが踊ってるだけでも面白いんじゃないかってのもあるんで。なんか、もう生き様の領域に入ってきた気もしていて。芸と生き様で、生き様が面白くなってる人たちもいるんで。

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

写真ページを見る

――『マジ歌』が、ここまで人気になった要因?
いくつかのポイントがあって。まずは、本当にいい曲を歌いたいっていう風に芸人が変わって、曲のクオリティーが上がった。次に劇団ひとりの特殊メイクで、すごいキャッチな爆発力を手に入れた。そして、角田さんのバンドに大竹くんが入って、この企画でしか見られないスターが生まれた。最後のとどめに1個は、後藤(輝基)さんの登場。順を追って、この企画が何段階にも化けていったのをリアルタイムで感じています。最初はちょっとパロディー企画みたいなところもあったのが、どんどんマジというものに近づいていったのは、日村さんが変わって、角ちゃんが変わって、劇団ひとりが変わって、後藤さんが加わってそれで1個なんか完成した上に、めちゃくちゃ実力者の秋山やバカリズムが毎回ネタ持ってきてくれたり、岩井(勇気)のドキュメント性が加わったりしたっていうことですかね。それぞれの芸人が、芸人人生のいろんな時期をこの番組に提供してくれたっていうのが大きいんじゃないかな。

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

写真ページを見る

――生ライブの魅力?
僕は、お芝居や演劇、ライブもめちゃくちゃ行くんですけど、やっぱり1回性の輝きがあって、一生覚えているものになることがすごく大事。『マジ歌ライブ』の場合は、お客さんも出演者なので、 お客さんの声でやっとネタが完成するっていうか…。後藤さんのジェッタシーで、みんながコールアンドレスポンスをすること自体、普通だったら超くだらないことでそれをマジでやっている。笑いがフィクションだけど、フィクションが本当のライブを超えていく瞬間があるのが醍醐味だと思っています。自分も出演者になれることが、マジ歌ライブの魅力かなと思いますね。

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

写真ページを見る

――作り手側として提供し続けているモチベーションや原動力?
ライブ会場で、あれだけたくさんの人が笑っている姿を見ることって、多分あんまりないんですよね。ライブでたくさんの人が盛り上がっている姿はフェスとかでも見るけど、爆笑するサイズとしては、日本でも1番か2番じゃないですか。興奮というか、ドーンと笑った時のしびれみたいなものは、何にも代えがたい。それを芸人さんに味わってほしいですね。

――ゴッドタンでやりたいイベント?
いつかね、西野(亮廣)対劇団ひとりを両国国技館か後楽園ホールでやりたいです(笑)。

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

写真ページを見る

――意気込み?
今やほぼ全員MCっていう人たちが全力でネタを作って勝負してくれる現場を、1万人以上の皆さんの前で披露できるのが、何より楽しみです。マジ歌ライブはお客さんが盛り上がって、おぎやはぎ・バナナマン設楽さんが笑っちゃうことで完成するので、その瞬間に立ち会ってほしいですね。マジ歌シンガーがMCクラスまで売れるのはわかってたんですけど、野呂佳代朝日奈央まで売れちゃったので(笑)、よくスケジュールを合わせることができたなという気持ちでいっぱいです(笑)。

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

写真ページを見る

■『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』
【日時】
9月21日 午後7時開演

【会場】
さいたまスーパーアリーナ

【出演者】
日村勇紀(バナナマン)、角田晃広(東京03)、秋山竜次(ロバート)、岩井勇気(ハライチ)、後藤輝基(フットボールアワー)、バカリズム、大地洋輔(ダイノジ)、黒沢かずこ(森三中)、錦鯉、劇団ひとり、おぎやはぎ、設楽統(バナナマン)、飯塚悟志豊本明長(東京03)and more

【チケット情報】
S席9000円/A席8000円(全席指定)
https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=493473

【オンラインチケット情報】
3300円
※アーカイブ配信期間:2023年10月10日(火)まで
https://l-tike.zaiko.io/e/god2023

関連写真

  • 『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催(C)テレビ東京
  • 『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京
  • 『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京
  • 『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京
  • 『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京
  • 『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京
  • 『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京
  • 『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京
  • 『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京
  • 『ゴッドタン マジ歌ライブ2023 〜マジオールスター歌謡祭〜』開催決定(写真は2020年のもの)(C)テレビ東京

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索