昨年11月28日に61歳で死去した俳優の渡辺徹さんが、生前ライフワークとして続けてきたプロデュースお笑いライブ『徹座7☆ the ファイナル』が2日、東京・浅草公会堂で行われた。妻の榊原郁恵が代理座長を務め、長男の渡辺裕太が“応援サポーター”としてMCを担当する中、サンドウィッチマン、友近、ナイツ、U字工事、和牛、カミナリ、なすなかにし、TKOといった豪華芸人が一堂に会した。 ナイツは、ネタを見終わったサンドウィッチマンの伊達みきおが思わず「やっぱり、塙くん頭おかしい(笑)」とツッコミを入れるほどの漫才で爆笑を誘った。サンド・裕太とともに行ったネタ後のトークでは、塙宣之が「また『徹座』をやるために、ひとつ提案があるんですけど(裕太に向けて)渡辺徹に改名したら?そうしたら『徹座』も、二代目・渡辺徹として続けられて、二代目を支えようとみんな集まると思うし(笑)。オレは、内海桂子にするから」と笑わせながら、継続を願った。 その後にネタを披露したサンドの伊達が「今回、中川家さんが(スケジュールの都合で)参加できなかったですし、全員がそろっていないこともあるので、これで終わりたくない。また、節目で『徹座』をやりたいです!」と客席に呼びかけ、会場から大きな拍手で支持された。 すべてのネタが終了して迎えたエンディング。榊原は「2015年、1回だけの大イベントだと思って、家族全員でやりました『徹座』が、まさか7まで続くとは思いませんでした」と感慨深げにコメント。サンドの提案にも感謝を伝えながら、会場の拍手を背に「この拍手が、伝わっていると思います」と呼びかけていた。 榊原と裕太が出演する、徹さんの追悼企画『続・家庭内文通』が、11月4日より全国6ヶ所で開催される。