格闘家の朝倉未来が、24日に公開されたRIZINのYouTubeコンテンツ『RIZIN CONFESSIONS #130』のインタビューで、先月30日の『超RIZIN.2』でのヴガール・ケラモフ戦の試合展開と敗戦後の心境を語った。

【写真】その他の写真を見る

　先月30日に開催された『超RIZIN.2』のメインイベントで、フェザー級タイトルマッチに出場した朝倉だったが、対戦相手のヴガール・ケラモフに有効な攻撃を当てることができず、タックルから倒されて1ラウンド2分41秒、リアネイキドチョークで一本負けを喫した。

　見せ場を作ることができない一方的な敗北で、試合後インタビューでは「何もないです。反省するような内容ではなかった。今まで負けとは違って難しいですね」と心境を明かし、今後のプランについても「考えられない状況です」と落胆しながら語った。

　今回のインタビューは大会から22日後に行われ、朝倉は「3週間経っても気持ちに整理がついてない。3回くらい練習してるけど、とりあえず格闘技とは離れた生活をしています」と近況を報告。同じ敗戦として、2021年6月のクレベル・コイケ戦との比較を聞かれ「クレベルのときは何て言うか、そこまで努力してなかった。今回は結構な準備をしてきたので、今回のほうがどちらかと言えば…」と違いを語った。

　試合前の心境について「調子よかったんで、『キツイ試合するぞ』って感じでしたね」と振り返り、「ケラモフは1ラウンド目は強いけど2ラウンド目から落ちてくるので、2ランド目から圧力をかけて、最終的にKOしようと思ってた」と作戦も明かした。

　実際の試合映像を見ながらの解説では、ケラモフのタックルについても「早かったですね」と感想を漏らし、スクランブルの状態で朝倉の右足がケラモフのパンツに引っかかって踏ん張りが効かなかったことが「最悪でしたね。下ろせなかったんで、右足が。組は強かったけど、右足を降ろせてたらテイクダウンは取られてなかったと思う。それはしょうがないですね」と悔やんだ。

　試合後に初めて試合映像を見た朝倉は「やり返したい気持ちが出てきました。このままじゃ終われないんで」と再起を宣言。「答えはもう出てるんですよ、どうしたらケラモフたちに勝てるのかっていうのは、もうわかっていて。あとはもう、自分がやるかやらないかです」とリベンジのビジョンは明確で、「もう1回頑張ろうって気持ちになってるので、やり返しますか。ちょっと時間を置いて」と語った。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」