お笑い芸人・みなみかわとモグライダー芝大輔がMCタッグを組む、読売テレビ新番組『相方を売れ！ウリマンTV』が25日深夜にスタートする（毎週金曜　深夜、関西ローカル）。

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　芸人たちが相方を売り込む“売名バラエティー”。無茶ぶりやドッキリなど、バズらせるため、あの手この手の企画に挑戦する。全6回を予定。

　第1回（深1：50〜）は、初対面の相手の懐に瞬時に飛び込むことができる“愛され力”をアピールする「楽屋長居選手権」を開催。ザ・マミィの酒井貴士、モグライダー・ともしげ、ひつじねいり・松村祥維が、本来なら数十秒で終える楽屋あいさつを、どれだけ長居できるか競う。相手はニセ番組で呼び出され、企画だとは知らない。

　酒井は、前田日明の楽屋を訪れる。「前田さんのファンなんです」と会話を盛り上げげようとするが、前田は酒井のことを全く知らず、徐々に表情が曇り、窮地に追い込まれる。

　ともしげは、つまみ枝豆の楽屋にチャレンジ。芸人の大先輩で礼儀に厳しいイメージとあって、挑戦前からKO寸前、緊張のあまりしどろもどろになり、全く会話が成立しない状況に。そんな中、ともしげが大胆な行動に出て、スタジオでモニタリングしていたメンバーが絶句。企画の成立すら危ぶまれる事態となり、あまりにもガチすぎる企画に、出演者が震え上がる。

　松村は、コテコテの関西人ノリで加藤紗里の懐に取り入ろうとする。クリアできればタイムが加算されるボーナスミッションとして「関係を持った男性芸能人を聞き出す」お題に挑戦する。

　同番組は、読売テレビとDMM TVがタッグを組み、地上波放送後、DMM TVで1年間配信される。

■みなみかわ＆モグライダー芝のコメント

――収録終えたばかりの感想は？
芝「一発目から目の覚めるような展開でしたね」
みなみかわ「顔面殴られたようなね。ともしげの顔が忘れられない。阿吽像（あうんぞう）みたいな顔してたもん（笑）」
芝「本当に殴られてたんじゃない？20年くらいやってきたけど、こんなの初めてかも。やってることと、それに対してツモってきたゲストが尋常じゃないよ」
みなみかわ「でもスタッフの意気込みを感じました。これは頑張らないとって」
芝「それでいて芸人側は我々が普段から良く知るメンバーだったからやりやすかったよね」
みなみかわ「そうそう、ライブのコーナーかと思うくらいね」
芝「ライブでも、質の悪い方のね」
みなみかわ「良いわ!! でもそれくらいの雰囲気でやれたから、やりやすさもあり、そのメンバーで巨大なものに立ち向かったと思う」
芝「ちょっとナメてたもん俺。初回だし、スタッフ的にもいろんな展開を想定して、ある程度の準備はあるだろうと高（たか）をくくってたけど…ねえでやんの！」
みなみかわ「ないの？っていう、めちゃくちゃ緊張感走ったよな。ヤバっていう。これはなかなかできない経験」

――番組のテーマでもある「相方を売れ！」について
みなみかわ「僕は今はピンですけど、相方を売る時期ってあるよね？」
芝「僕は十数年、今の相方と一緒にいるけど、ほぼそれに当てた自覚がある。相方を売る十数年。それを積み重ねた結果、フタ開けたら俺だけMC席に座ってた（笑）。きょう来てくれたコンビは皆、それぞれ相方をプレゼンするんだけど、やっぱりお互い愛があって」みなみかわ「『相方を売る！』という愛がある奴が売れるよね。それがないと解散したりする」
芝「才能とか運とかはもって生まれたものもある。最後コンビでいくかいかないかは相方をどれだけ愛しているか。今回はそれぞれのコンビ、らしさや雰囲気が出てたね」

――この2人でMCをやることについて
みなみかわ「感慨深いし、やりやすい。ずっと昔、客の少ないライブに出てる時代から一緒にやってるから」
芝「その間にいろいろ見てきたよね。第七世代がバッと売れた時は、一生俺らはテレビに出ない、終わったって思ったもん」
（その時代を経て、MCをやる番組、やっぱり肩は回るものですか？）
芝「それが不思議と肩は回らなかった。それがいいんです。いつも通り」
み「かかったらダメっていうのもわかってるから。もう40才だから。第7世代とは違う戦い方をね。老獪（ろうかい）な。何回すべってきたと思ってるねん！（笑）」