人気グループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演し、9月9日から東京・PARCO劇場、10月4日から大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演されるPARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ひげよ、さらば』のメインビジュアルが公開された。

　上野瞭氏が1982年に理論社より出版した児童文学の傑作を舞台化。記憶のない猫「ヨゴロウザ」と隻眼（せきがん）の猫「片目」がたどる苦難と喜びに満ちた物語を描く。中島が「ヨゴロウザ」、初共演となる俳優・柄本時生が「片目」を演じる。

　また、臆病な性格で、その場その場で誰の下について生きればいいのかを判断する「学者猫」には音月桂。猫特有の奔放さを体現する「オトシダネ」に忍成修吾。冷静沈着、頭が切れて非道な犬「ナキワスレ」は石田佳央。

　縄張り意識の強い猫「黒ひげ」には一ノ瀬ワタル。人間の世界に憧れている猫「星からきた猫」には屋比久知奈。マタタビのやりすぎでいつも酔っ払っているような老猫「くずれ猫」には中村梅雀と、個性豊かな面々がリアルな人間ドラマを届ける。

　野良犬たちとの闘争、他者との関わり、集団の中の個、個の中の集団、リーダーの苦悩、共依存と愛憎、生きること死ぬこと。人間社会に混在するさまざまな問題を表現するダークな雰囲気でありながら、それらを乗り越えた先に見えるかすかな希望も感じさせるメインビジュアルが完成した。彼らの苦難と喜びに満ちた物語に注目だ。