『週刊文春』が、2006年に都内で男性が死亡しているのが見つかり、男性の当時の妻で、その後に官房副長官の木原誠二衆院議員と再婚した女性が警視庁の任意聴取を受けたことを7月13日号で報じた。その後、27日発売の8月3日号では、警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係 元警部補の佐藤誠氏が実名で登場。その佐藤氏が28日、東京・文藝春秋で記者会見を行った。
警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係の元警部補が、実名で会見を行うのは異例中の異例。同誌の取材を受けた理由は、7月13日に露木康浩警察庁長官が「事件性が認められない」と発言したことがきっかけで「被害者がかわいそうだと思った。正義感とかの話じゃない。そう思っちゃったんですよ」と説明した。
「どうせやるからには全部を話すしかない」と腹をくくったそう。取調官として証拠品を吟味した。自殺とされているが「自殺と認定する証拠は存在しない。断言しますけど事件性はあり。あれを見て事件性がないという警察官はいない」と話した。
証拠品などについて言及するなど、地方公務員法に抵触する可能性がある。佐藤氏は「気持ちは、ここまで来たら変わらない。後には引けない。(地方公務員法に)触れるのはわかっていた。ここは突っ込むしかない」と語った。
捜査は打ち切りになった。「終わり方が異常だった。殺しを100件近くやっているけど、こんな終わり方はなかった」と断言。「こういう殺人事件は、時効はない。この場合だと自殺か捕まえるかしかない。もし灰色だったら終わらない。ただ、終わり方で被害者に対して説明がまったくない。殺人事件だったら、刑事があいさつして始めます。最後の締めとして、こういう理由で終わります、と言わなきゃいけない。どこでも一緒。それがなかった。(今回は)締めがなかった。警視庁が自殺と認定したのであれば行かなきゃいけない。だけど、それをやってないから、こういうことになる」と口にした。
遺族も会見を行った。佐藤氏は「かわいそうですよね。一番に考えないといけないのは遺族。警察に『感謝しています』と言ってくれた。こんな終わり方をしているのに。普通だったら『ちゃんとやれ』という人もいる。だけども、ああやって言ってくれて非常にありがたい」と胸の内を明かす。そんな遺族に追い打ちをかけるような言葉をしたこともあり「頭にきますよね。なんで、そこまで遺族の気持ちを逆撫でるのか」と憤った。
『週刊文春』の報道について、木原官房副長官は捜査に圧力を加えたことは「事実無根」と松野博一官房長官に報告したと、一部マスコミで報じられている。
警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係の元警部補が、実名で会見を行うのは異例中の異例。同誌の取材を受けた理由は、7月13日に露木康浩警察庁長官が「事件性が認められない」と発言したことがきっかけで「被害者がかわいそうだと思った。正義感とかの話じゃない。そう思っちゃったんですよ」と説明した。
「どうせやるからには全部を話すしかない」と腹をくくったそう。取調官として証拠品を吟味した。自殺とされているが「自殺と認定する証拠は存在しない。断言しますけど事件性はあり。あれを見て事件性がないという警察官はいない」と話した。
証拠品などについて言及するなど、地方公務員法に抵触する可能性がある。佐藤氏は「気持ちは、ここまで来たら変わらない。後には引けない。(地方公務員法に)触れるのはわかっていた。ここは突っ込むしかない」と語った。
捜査は打ち切りになった。「終わり方が異常だった。殺しを100件近くやっているけど、こんな終わり方はなかった」と断言。「こういう殺人事件は、時効はない。この場合だと自殺か捕まえるかしかない。もし灰色だったら終わらない。ただ、終わり方で被害者に対して説明がまったくない。殺人事件だったら、刑事があいさつして始めます。最後の締めとして、こういう理由で終わります、と言わなきゃいけない。どこでも一緒。それがなかった。(今回は)締めがなかった。警視庁が自殺と認定したのであれば行かなきゃいけない。だけど、それをやってないから、こういうことになる」と口にした。
遺族も会見を行った。佐藤氏は「かわいそうですよね。一番に考えないといけないのは遺族。警察に『感謝しています』と言ってくれた。こんな終わり方をしているのに。普通だったら『ちゃんとやれ』という人もいる。だけども、ああやって言ってくれて非常にありがたい」と胸の内を明かす。そんな遺族に追い打ちをかけるような言葉をしたこともあり「頭にきますよね。なんで、そこまで遺族の気持ちを逆撫でるのか」と憤った。
『週刊文春』の報道について、木原官房副長官は捜査に圧力を加えたことは「事実無根」と松野博一官房長官に報告したと、一部マスコミで報じられている。

2023/07/28