フィギュアスケート男子でオリンピック2連覇を果たし、昨年7月にプロに転向した羽生結弦（28）が8日、ファッション誌『エル・ジャポン』（ハースト婦人画報社）の公式YouTubeチャンネルに登場。毎日のように使っているという“バッグの中身”を披露し、9つの愛用アイテムを「この子は〜」と、それぞれ愛着を込めて紹介した。

　よく使うバッグとして持ち出したのは、試合やショーの本番に持っていくトランクケース。「（1）スケートシューズ」「（2）エッジカバー」は市販のものだが、エッジには模様や名前の刻印が入った特別仕様。消耗が早い人は1〜2ヶ月で変えてしまう人もいるなか「この子はかれこれ、3年以上使っている」そう。

　エッジカバーはたくさんの色があるなか、好きなグリーン×ブラックをカスタマイズして使っており、小さい頃は「黒と金だったり、赤と青だったり。ちょっとウルトラマンっぽい色とかそういうこともしていました」。シューズからエッジが外れないようにネジ調節するため、「（3）ドライバー」も欠かせないのアイテムだという。

　「（4）ブランケット」は、登山などに使われるアウトドア用の圧縮されたタイプで、こちらはシューズを守る緩衝材として入れているもの。「（5）トートバッグ」は必要なものを持ち歩くときに活躍し、「（6）イヤフォン」やドリンク、サプリメントなどを入れることが多いという。

　「音楽がないと、フィギュアスケートっていうものはなりたたないので」と、「（7）音響機器」も欠かせないと羽生。また「（8）iPad」は」、振り付けやジャンプのフォームをその場で録画＆確認するためのもので「プロになってからとくに思うことですけど、僕も振り付けを自分でプログラムを作るようになっていて、そのプログラムを客観的に観たときに本当にカッコいい状態になっているか、綺麗な状態になっているか、伝えたいテーマが伝わっているのかっていうことを確認するために」と紹介した。

　そして、最後に「僕といえばみたいなところがあるんですけど…」と取り出したのは、ぬいぐるみタイプの「（9）ティッシュケース」。「この子は三代目なのかな？ 僕の戦友ちゃんです。この子すごい毛並みが高級感があって、すごく気持ちいいんですよ」とプーさんを愛おしそうになでながら、恥ずかしそうな笑顔を見せていた。

　この投稿に対し、ファンからは「一つ一つにこの子。物を大切にしてるのがわかる」「物を粗雑に扱わず丁寧にメンテナンスをしながら長く使う。物への感謝とこだわりが感じられる動画でした」「スケーターならではの愛用バッグの貴重な中身で何度もリピしてます」などと、さまざまな反応が寄せられている。

　羽生は同誌8月号特別版の表紙に登場。13ページにわたる特集では、グッチをまとったファッションポートレートのほか、芥川賞作家・町屋良平さんによる独占インタビューも掲載される。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」