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『ドゲンジャーズ メトロポリス』のフィナーレにしみじみ 第5シーズンに早くも期待 【篠宮暁の特撮ヤベーイ!】第37回

 ピン芸人・オジンオズボーン篠宮による大好きな特撮に特化したコラム『オジンオズボーン篠宮暁の特撮ヤベーイ!』。第37回は、フィナーレを迎えた『ドゲンジャーズ メトロポリス』を語る。

コロナ禍前にお笑いライブに来てくれた土屋シオンさん(篠宮暁提供)

コロナ禍前にお笑いライブに来てくれた土屋シオンさん(篠宮暁提供)

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 九州で活躍していたご当地ヒーロー達がアベンジャーズのように集結して製作された番組「ドゲンジャーズ」。番組が始まったのは2020年、コロナ禍真っ只中。放送は九州朝日放送、配信はニコ生とあといくつか。番組を見ることが容易ではなかった分、異様な熱狂を生んだ。

 そこで信頼を得たおかげか、その後はいろんなサブスクでドゲンジャーズをいつでも見ることができるようになった。そんなドゲンジャーズも今年で4作目。『ドゲンジャーズ メトロポリス』。ドゲンジャーズとそれに対抗する悪の秘密結社、ドゲンジャーズに活躍の場を奪われてる警察、秘密結社にのさばられて顔が立たない反社会的組織。このままではと新たなヒーロー、悪役をそれぞれ作るところから始まるが、毎度毎度切り口が斬新で面白い。九州発信上質特撮ドラマはもはや確立されたと言っていいだろう。

 前作の『ドゲンジャーズ ハイスクール』から主人公が変わるスタイルを取り入れたドゲンジャーズ。今作の主人公は『仮面ライダーフォーゼ』にてライダー部員、JKとして活躍した土屋シオンさんが新米警察官「白石循」として出演。警察が開発した新ヒーロー「ヒャクトーバン」に変身し、ドゲンジャーズたちから学んで毎週成長していく。

 そしてそれ補佐する相棒役「芥忠墨」には仮面ライダー龍騎にて最恐最悪のライダー、王蛇こと浅倉威を演じた萩野崇さんが担当。声の仕草や所作はまるで浅倉威のように渋いが中身は真反対の善良で真っ当なキャラクター。安心して萩野さんの演技を堪能することができる。ライダー作品のOBであるお二人とドゲンジャーズメンバーが絡み合った今作だが、どちらか一方に演出が偏るわけではなく、双方ともにしっかりとスポットライトが当たるため、今までのドゲンジャーズファンもうれしいし、今回から見始めた人にもいい意味で内輪ノリがないため非常に見やすかったのではないだろうか。

 第1シーズンから出ているメンバーはもうキャラクターの認知が済んでいるが、途中から参加したヒーローには目立って脚光浴びることは少なかった。そのあたりも今回しっかりと立たせつつ、それでもメインのキャラクターの影が薄くならないところは脚本がしっかりしていることと東映特撮作品で確かな実績を積み上げ、第3シリーズの『ドゲンジャーズ ハイスクール』でも結果を残し、前作に続いてほとんどの演出を担当した鈴村展弘監督の手腕によるところが大きい。

 当たり前に制作されるとは思ってはいないが、独自の切り口と路線で突き進むドゲンジャーズの第5シーズンにももちろん期待せずにはいられない。

 最後に少しだけ個人的希望というかわがままみたいなものを言わせてもらうなら、初期メンバーであるキタキュウマンの活躍をもっと見たい。スーパー戦隊でも仮面ライダーでもこれまでのヒーローが一斉に大集合というのは何ものにも代え難いほどの興奮をくれるし、いつだって大好きなのだが一年間応援したヒーローの物語のバックボーンが見えづらくなってしまうのも事実だったりする。なので更なる深掘りを生意気にも求めてしまったわけだがもちろんどんな形になっても応援することに変わりはないし、期待を遥かに超えて更なる高みに行ってくれるとも思っている。

 とりあえずは第4シーズン『ドゲンジャーズ メトロポリス』お疲れ様でした。
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