プロ麻雀リーグ『Mリーグ2023-24』のドラフト会議が6月30日に都内で開催。来季から9チーム目として加わる「BEAST Japanext」が4人、近藤誠一が勇退して監督に就任した「セガサミーフェニックス」が1人、規定によりメンバー交代となり、村上淳、丸山奏子と契約が切れた「赤坂ドリブンズ」が2人を指名した。 「赤坂ドリブンズ」は、浅見真紀、渡辺太を指名した。ドリブンズのテストに合格した実力派の浅見に、オンライン麻雀「天鳳」で“太くないお”として最高段位である天鳳位に3回到達した渡辺という2人を獲得。越山剛監督は浅見について「麻雀に強いとか、強くなるための要素って、いろいろあると思う。我々のチームでは論理的な思考力が必要だろう、と。不完全情報ゲームだけど牌の数は決まっている。それがベースにある。彼女は、そういうことができる。テストは1次試験と2次試験で実は同じような問題を出している。日にちがあいて、2次試験を行うと彼女はできた。ちゃんとやってきた。成長していく力、姿勢みたいなものを表していると思う」とした。「園田(賢)とか(鈴木)たろうとかと長く面識もある。いい空気を作り出せる。うちの猛獣使いになってくれれば」と期待した。 渡辺についても「『独裁政権』なんて言われてますけど(笑)。ずっとコミュニケーションを取っているチーム。どの選手を取るかは僕だけでは決めていない。彼ら(園田とたろう)に相談しました。『渡辺太がいいんじゃないか』と言った時、すぐに賛同した。迷いはなかった」とする。天鳳位を何度も獲得するネット麻雀界の雄。「あれだけたくさん打って、あれだけ安定した成績を残せるのはスゴい。よっぽど麻雀が好きで、研究を重ねてきた。プロ団体にいたかどうかだけで、プロで実績を積み重ねてきた選手と同じぐらい尊敬に値する選手。2月にプロ宣言したんですけど、その前から『スゴいな』と思ってきた」と注目していたそう。加えて「太はかわいいですよ!ドリブンズの好感度上げてくれないかな」と冗談交じりに語っていた。 「BEAST Japanext」は、オーディションの結果で指名を確約されている菅原千瑛のほか、猿川真寿、鈴木大介、中田花奈を、「セガサミーフェニックス」は醍醐大を指名した。