スタジオジブリの代表取締役プロデューサー・鈴木敏夫氏が28日、東京・天王洲の寺田倉庫で開幕する展覧会『金曜ロードショーとジブリ展』(29日から9月2日まで)開会セレモニーに登壇した。宮崎駿監督による10年ぶりの最新作『君たちはどう生きるか』が2週間後の7月14日公開を控える中、鈴木氏が今作に関する宣伝活動を一切しない方針。「(宮崎監督が)『宣伝なくて大丈夫かなぁ…』。本当に言ってます。心配になってきた。鈴木さんを信じるよ。といいつつ、心配だなぁ…これです」と、苦笑しながら代弁した。
この日も「手描きで作りました」という情報以外は、特に明かさなかった鈴木氏。宣伝をしない理由について「頭からケツまでいろんな情報が出すぎちゃっていること、が映画を観る方の興味を少しそいでしまっている気がしていた」と懸念する。
さらに「一切宣伝がなかったら、みなさんどう思うか。僕の考えでは、これだけ情報の時代、情報がないことがエンターテイメントになるのでは。これがうまくいくのかはわからない。僕としてはそれを信じてやる、ということでやっているところです」と模索していることを明かした。
一方で、公開2週間を前に手応えを聞かれると「2週間では無理。(実感するのは)公開1週間前ですね。いろんな作品を扱ってきたけど一番力を入れるのは1週間前、そして公開後なんです。2週間前はいつも平静」とし、この後、なにかを仕掛けるのか問われると「そういうことはしません!どうなるかを見てみたいんです」ときっぱりと言い切った。
さらに気になる今作の後の宮崎監督の映画製作については「言いたいのは山々なんですけど、今は『君たちはどう生きるか』が大事なのでその先を話すのはルール違反。でも一言だけ…(宮崎監督は)元気です」と笑わせた。
同展では、1986年に『風の谷のナウシカ』(84年、宮崎駿監督※崎=たつさき)を初放映して以来、これまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放映してきた日本テレビ系『金曜ロードショー』(毎週金曜 後9:00)のヒストリーをたどりながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介。放送された時代ごとの記憶と記録を通じて映画の魅力に迫るほか、昭和から平成、令和に至る世相を掘り起こすことで、スタジオジブリ作品が持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせる。
また、『風の谷のナウシカ』に登場する“腐海”を表現した空間『風の谷のナウシカ 王蟲の世界』、映画の世界に飛び込めるようなフォトスポットも設けられ、スタジオジブリ作品の世界観を楽しめる。10月7日から来年1月28日まで富山県美術館で開催、さらに来春以降、全国各地での巡回も予定している。
この日も「手描きで作りました」という情報以外は、特に明かさなかった鈴木氏。宣伝をしない理由について「頭からケツまでいろんな情報が出すぎちゃっていること、が映画を観る方の興味を少しそいでしまっている気がしていた」と懸念する。
さらに「一切宣伝がなかったら、みなさんどう思うか。僕の考えでは、これだけ情報の時代、情報がないことがエンターテイメントになるのでは。これがうまくいくのかはわからない。僕としてはそれを信じてやる、ということでやっているところです」と模索していることを明かした。
一方で、公開2週間を前に手応えを聞かれると「2週間では無理。(実感するのは)公開1週間前ですね。いろんな作品を扱ってきたけど一番力を入れるのは1週間前、そして公開後なんです。2週間前はいつも平静」とし、この後、なにかを仕掛けるのか問われると「そういうことはしません!どうなるかを見てみたいんです」ときっぱりと言い切った。
さらに気になる今作の後の宮崎監督の映画製作については「言いたいのは山々なんですけど、今は『君たちはどう生きるか』が大事なのでその先を話すのはルール違反。でも一言だけ…(宮崎監督は)元気です」と笑わせた。
同展では、1986年に『風の谷のナウシカ』(84年、宮崎駿監督※崎=たつさき)を初放映して以来、これまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放映してきた日本テレビ系『金曜ロードショー』(毎週金曜 後9:00)のヒストリーをたどりながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介。放送された時代ごとの記憶と記録を通じて映画の魅力に迫るほか、昭和から平成、令和に至る世相を掘り起こすことで、スタジオジブリ作品が持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせる。
また、『風の谷のナウシカ』に登場する“腐海”を表現した空間『風の谷のナウシカ 王蟲の世界』、映画の世界に飛び込めるようなフォトスポットも設けられ、スタジオジブリ作品の世界観を楽しめる。10月7日から来年1月28日まで富山県美術館で開催、さらに来春以降、全国各地での巡回も予定している。
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2023/06/28