アイドルグループ・FRUITS ZIPPERが26日、7月に閉館する東京・中野サンプラザで50年の歴史を締めくくるイベント『さよなら中野サンプラザ音楽祭』に出演。初披露となる新曲「ぴゅあいんざわーるど」を含む全16曲でファンを魅了した。

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　FRUITS ZIPPERは、「原宿から世界へ」をコンセプトに2022年4月にデビュー。メンバーは、松本かれん、櫻井優衣、月足天音、真中まな、仲川瑠夏、早瀬ノエル、鎮西寿々歌の7人。代表曲「わたしの一番かわいいところ」は、YouTubeでミュージックビデオ（MV）が1200万回再生を突破、今秋にはグループ初の全国ツアー開催が控えている。

　中野サンプラザは“アイドルの聖地”と呼び声も高く、自身もアイドル好きという櫻井は「ここ中野サンプラザはアイドルの聖地と呼ばれる場所で、私の大好きなハロー！プロジェクトさんの聖地でもあるということで、この景色を見られたことが本当にうれしいです」と特別な思いを明かした。

　ライブの終盤では、9月13日に1stシングル「わたしの一番かわいいところ」をリリースすることをサプライズ発表した。今までデジタルシングルでの楽曲配信はあったが、グループにとっては初めての円盤化となる。通常版・初回限定版・メンバー別の合計9形態のリリースとなる。

　また、9月に行われるJAPANツアーのツアーファイナルを10月28日に東京体育館で行うことも発表された。グループにとっては初のアリーナ会場での開催となる。発表に対して鎮西は「私たちもこの発表をみんなに早く言いたくてしかたなくて、今日の日を本当に楽しみにしていました。東京体育館ってすごく大きな会場で、その会場をたくさんの人に来ていただいて、その景色の中でライブができたらいいなっていうのが私たちの夢でもあります。こういう景色が見られるようになったのもデビューから早くも2年で、この会場を決めれたことは勇気のいることで、とんでもないチャレンジだとメンバー全員思っているんですけど、ここにいるみんながいたからこそ、この決断ができたと思っています。この日に向けてメンバー全員で鍛錬していきますので、皆さん楽しみにしていてください！」と新たな挑戦への覚悟をファンに打ち明けた。

　アンコールでは恒例となったTikTokでファンとの撮影タイムもあり、和やかな空気で最後の曲「超めでたいソング こんなに幸せでいいのかな？」を披露。すべてのパフォーマンスを終えた櫻井が、公演が終わってしまうさみしさと緊張がとけた安堵感から突然号泣。グループ最年少の早瀬が背中をさすって支え合った。松本は「あの人も泣いてる！」と涙もろい真中の方を指さして笑いを誘った。

　最後はステージ中央でメンバー7人が手をつなぎ「皆さん本当にありがとうございました！さよなら中野サンプラザ！」と感謝の気持ちを叫んで幕を下ろした。

■セットリスト
00.SE
01.世界はキミからはじまる
02.完璧主義で☆
03.超めでたいソング こんなに幸せでいいのかな？
04.ふれふるサマー!
05.We are Frontier
06.Re→TRY & FLY
07.Going！
08.RADIO GALAXY
09.ハートのローラーコースター
10.ハピチョコ
11.うぇるかむとぅ〜ざ▼ふるっぱー！（▼＝ハート）
12.君の明るい未来を追いかけて
13.skyfeelan
14.わたしの一番かわいいところ
EN1.ぴゅあいんざわーるど（新曲）
EN2.超めでたいソング こんなに幸せでいいのかな？