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“無冠の帝王”プラス・マイナス『上方漫才大賞』大賞に喜び 賞レース解放も束の間…『THE SECOND』は「多分、出るでしょう」

 今年で58回目を迎える『上方漫才大賞』が27日、カンテレ・ラジオ大阪で放送(※関西ローカル)。プラス・マイナスが大賞を受賞した。

『上方漫才大賞』の模様(C)カンテレ

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 歴代の大賞経験者は、夢路いとし・喜味こいし、横山やすし西川きよしダウンタウンなど名だたる実力派漫才師が並ぶ。

 司会は大平サブロー、進行は関純子(カンテレアナウンサー)、藤川貴央(ラジオ大阪アナウンサー)が務めた。

■プラス・マイナス

――受賞の感想は?
(岩橋)
初めて新人賞いただいたのが2012年で、そこからもう9年間ぐらい奨励賞にノミネートされることもなかったんですね。M-1グランプリでミキに敗者復活戦で惜しくも負けて、ラストイヤーで決勝っていう景色を見ずに、この人生終えるんだって感じやったんです。この世界って残酷じゃないですか。でも、そういう世界でなんとか奨励賞で、次、大賞ってなって、もうバトル形式じゃないので、あとはゆっくり待たせていただこうと。正直、5年後ぐらいになるんじゃないかなとか、50歳までにもらえたらありがたいなとかいう感じでやってて、そこからは『THE SECOND』が始まったんですけども、やっぱりそういう肩書きがないもんで、そこでやっぱ劣等感もありました。

コンビ解散したり、やめたりするのが、最近ずっとニュースでいろいろ流れてますけど、売れるっていう山を登っていく中で、いろんなパターンあるんやでっていうのを見せられたかなというのは、1個ありますね。やっぱ賞レース一点集中主義になってるんで。だからあえて“無冠の帝王”がこうやっていただけるっていうのは、今回すごくいい経験になりましたし、非常にうれしく思っております。で、『THE SECOND』、またこんなん始まるんかい、ってなってます、今。(笑)やっと戦いから解放されたと思ったんですけど、また始まるんかい。多分、出るでしょうし。とりあえずこの大賞をかみしめたいと僕は思います。
上方漫才大賞っていう、新しい可能性というか、“普段を見ていただいての受賞あんのや”っていう、めっちゃ希望が持てたというか。間違ってなかったし、人と比べるのもちょっと違うなと思いましたし。自分たちは自分たちでなりにやっとけば、誰かが見てくれてるんだろうなっていうのは、今回の受賞ですごく感じました。

(兼光)
僕らって人気があるコンビでもないですし、すごく知名度があるコンビでもないので、普段の営業とか劇場はやっぱり一番ウケないといけないなっていうのは、自分たちでずっと思ってまして。で、1回1回の舞台を大切にしてきて、ウケても、よりどう笑ってもらおうかっていうのを修正に修正を重ねると。本当に相方が細かいんですけど、それがないとここにはいないとも思ってますし。本当は、その修正に修正を重ねて、より、ウケるようになって、自分たちが一番ウケてるやろうなっていう自負もありますし、それを社員さんが見てくれて、評価してくれて、舞台の回数もすごい多く入れていただいて、ホント社員さんに感謝しております。本当に漫才師が一番欲しい賞で、本当に名誉ある最高峰の賞なんでね。これ以上ないですね。

――賞金200万円の使い道は?

(岩橋)
家のローンはお互い78歳まであるんですよ。100万入れたとこでどうにもならないので、なんも買われへんので、とりあえず、うちのお母さんが、あと上方漫才大賞さえ取ってくれたら、ホンマにいつ死んでもええって言ってくれてるんで。僕、大学行くのに1年間浪人して、大学4回生で辞めてるんですよ。もうそっからお笑い芸人なんとか言い出してるんですよ。むちゃくちゃやったんですけど。“自分で決めたんやったらもう振り向くな、思っきりやれ”って言ってくれてた両親、あと、家を守ってくれてる嫁と子ども2人を家族旅行に連れて行きたいです。いつも家族旅行ってね、15万ぐらいで収まったらええなって思うんですけど、1回ちょっと、50万ぐらい思いっきり使う家族旅行に行きたいなと思いますね。

(兼光)
保険を見直したいです。あとは、せっかく大賞を取ったので良いスーツを買いたいです。カウス師匠にも“これから高級なスーツを着ていかなあかんで!”と言われてきたので。

――今後の目標は?

(岩橋)
漫才の賞で言うと、一番好きで憧れていた、歴史と権威のある上方漫才大賞をいただけたので、まず本当に喜びがすごくあります。今後は上方漫才大賞を取った芸人として、お客さんのハードルもちょっとずつ上がってくると思うので、NGK(なんばグランド花月)や吉本の劇場でしっかり笑いを取って、出番がどんどん遅くなっていくような芸人さんになっていきたいです。
あとは、優勝候補みたいな記事も出ていた『THE SECOND』をどうしようかなというところです。でも、上方漫才大賞をいただいていれば、逆に他の賞レースは気楽に出られるのかもしれません。
僕たちまだ(新幹線の)移動がグリーン車じゃなくて、3人席の間のB席に座ることも多いんですけど、先に巨体が座っていたらものすごく嫌がられるんです。東京と大阪の往復も多いので、グリーン車に乗れるようになりたいです。

(兼光)
上方漫才大賞をいただきましたが、2回、3回と取っておられる先輩方もたくさんいるので、1回で満足せずに、ゆくゆくは紫綬褒章も目指して漫才も精進していきたいと思います。

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  1. 1. “無冠の帝王”プラス・マイナス『上方漫才大賞』大賞に喜び 賞レース解放も束の間…『THE SECOND』は「多分、出るでしょう」
  2. 2. 吉田たち『上方漫才大賞』奨励賞で決意「お客さん呼べる人に…」 6月単独のチケット「30枚ぐらいしか売れてない」
  3. 3. カベポスター『上方漫才大賞』新人賞で喜び 永見の野望は「上方漫才大賞のベストジーニスト賞」

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