TBSの宇内梨沙アナが、25日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』（月〜金　後6：00）に出演。YouTubeで人気ゲーム『SEKIRO：SHADOWS DIE TWICE』の動画について誤って著作権を主張していたことについて、謝罪した。

　宇内アナは「私がメインとなって、夢をかなえさせていただくという形で、ゲーム実況をさせていただいているのですが」と同チャンネルについて説明しながら、今回の経緯についてスタッフの誤作動により、事態を招いてしまったと丁寧に説明。「私も運用までは普段関わっていないので、システムを熟知しているわけではないのですが」としながらも、言葉を尽くしていった。

　その上で「私がその時に生配信していたシーンですね。そのシーンを過去に動画で投稿していた人たちすべてに、私に権利がありますと主張してしまった。あらゆる方に、権利の申立が届いてしまいまして。こちらも、そんなことが起きているとは知らず、事態の把握に時間がかかってしまったこと、お詫び申し上げます」と謝罪した。「何より、SEKIROというタイトルがネガティブな話題になってしまい、ゲーム配信者の方にも」と重ねて謝罪した。

　ひとしきり、今回の騒動について説明と謝意を伝えた後には「ここからは、私個人の思いをちょっとお話させていただきたくて」と切り出し、自身の思いをしっかりと語っていった。「今回、私のことを心配してくださっている方がたくさんいらっしゃって。『アトロク』（番組の愛称）リスナーの方や、YouTubeチャンネルを見てくださっているみなさんが、なぜ宇内さんが矢面に立って、謝罪したり、ネット記事では私の名前が最初に出てきますし。それに関しては、私自身の思いもあると伝えたくて」と紡いだ。

　続けて「そもそも、ネットとテレビはまったく文化が違っていて。私はどちらかというと、ネットとゲームで育ってきたので、その文化をある程度知っている？そちらの方に寄り添っている人間だと思っていまして。そのうえで、自分の名前を冠するYouTubeチャンネルで、どのように対応すべきかっていうことを、私の思いで動かせていただいた。なので、自分の個人のツイッターで謝罪いたしました」と明かした。

　その上で「普段一緒に運営しているスタッフさん、本当に信頼していますし、その方が起こしてしまったミス。私がやったことじゃないからって、そんな静観できないですし、同じチームとして、迷惑をかけた方に謝りたいっていうのがあるので、心配してくださる気持ち、とってもうれしいのですが、私の思いがあるよと、伝えたかったです。安心してください！こういったミスが二度と起きないように、より引き締めて運営を行っていきます」と呼びかけた。

　TBSは25日に公式サイトで「TBSテレビが運営する YouTubeチャンネル『宇内梨沙／うなポンGAMES』において、5月23日（火）18時頃、フロム・ソフトウェア様から発売されている『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のゲーム実況動画の配信設定を変更した際、制作スタッフの誤操作によりContent ID（映像・音声に著作権を管理する設定）を『有効』にしてしまいました」と経緯を説明。

　その上で「そのため同チャンネルの『SEKIRO生配信#13』にて配信していた映像と一致するシーンをアップロードしていた動画配信者の皆様に、著作権の申し立てを適用してしまいました。このContent IDの設定は同日24時までに参照を停止し、申し立てについては取り下げております。この度は、フロム・ソフトウェア様、同タイトルのゲーム実況動画を配信されている動画配信者の皆様に多大なるご迷惑をおかけした事を深くお詫び致します」と謝罪した。

　番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。