実業家の前澤友作氏（スタートトゥデイ代表取締役）が、6月に開幕する「2023 Fanatec GT World Challenge Asia Powered by AWS（2023 ファナテック GT ワールドチャレンジ・アジア）」に向け、レーシングチーム『MAEZAWA RACING』を立ち上げたことが18日、発表された。

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　スーパーカーコレクターとして世界有数の車を所有する前澤氏は、車を通じて「夢と希望を届け、日本中を盛り上げること」を目的に、2019年には「前澤友作スーパーカープロジェクト」を発足。幼稚園・小学校へのスクールキャラバンなど、スーパーカーを活用してさまざまなイベントを企画してきた。

　そして今回、「創造性の結晶である、クルマの性能と可能性をより深く知るために、そして皆様にも知っていただくために、レースの世界に参戦することにいたしました」という。

　『MAEZAWA RACING』は、前澤氏がチームの総監督を務め、自身が所有する「Ferrari 488 GT3 EVO」で参戦する。ドライバーには、昨年の同シリーズでチャンピオンに輝いた横溝直輝、経験豊富なピッティ・ブロムバクディを迎え、シリーズ制覇を目指す。

　チームコンセプトは「祭 -Matsuri-」とする。コロナ禍からの復活の象徴として、「祭」をテーマにコース内外を彩り、洗練された日本の文化を発信し、レースの世界に新たな風を吹かせる。チームロゴや車体塗装、レースクイーン衣装のイメージも公表された。

　「ファナテック GT ワールドチャレンジ・アジア」は、SROモータースポーツグループが主催するアジア最大の国際チャンピオンシップレース。GT3車とGT4車が混在する有数のマルチクラスで行われるレースであり、チームとドライバーが各クラスで優勝やタイトルをかけて争う。