お笑い芸人・藤井隆とタレント・井上咲楽が司会を務める、ABCテレビ・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい！』（毎週日曜　後0：55）の14日放送では、茨城県のさわやか夫婦が登場する。

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　夫は原子力関係の会社の技術者として、妻は地元の新聞記者として働いている。夫は登場するなり、藤井と会ったことがあると告白する。実は彼、小さい頃は子役として活躍しており、21年前に「笑っていいとも！」のコーナーで、当時の5歳の彼は番組の出演者である藤井と半年間共演していたという。それ以来の再会に藤井も「覚えてる、覚えてる！」と目を泳がせながら喜ぶ。「番組に出場して、結婚した姿を見てもらいたかった」という夫の願いから、21年ぶりの共演が実現した。

　2人の出会いは、妻が人生のどん底を味わった大学生の時。当時の彼氏に浮気をされ、どうしようもなく落ち込んでいた妻は、仲の良い男友達・ヨウヘイ君に「話を聞いてよ」と救いを求めた。そんな時、たまたま同じタイミングでヨウヘイ君に相談を持ち掛けていたのが、夫。ヨウヘイ君はどちらを断ることもできず、3人で会うこととなった。

　だが、居酒屋に現れたのは、ダボダボのパーカーにスパイダーマンの蜘蛛の巣柄のキャップを被った、まるでラッパーのようなファッションの夫。席に座るなり、かけていたメガネをスッと外し、吐息交じりに名乗る彼に、妻は「キザなのか？ボケなのか？」と戸惑ったという。だが彼の本領が発揮されるのはここから。ヨウヘイ君に会うためだけと、髪の毛ボサボサ＆スッピン姿の妻に、「かわいいね」「キレイだね」と口説きフレーズを連発し、ヨウヘイ君が注文で目を離した隙（すき）に、妻に「チュッ」とキスした。

　これには藤井も「5歳の時はそんな子ちゃうかった！」とあきれ顔。「これは本気か？稀代の詐欺師か？」と困惑する妻だったが、こんなにボロボロ状態の自分を可愛いと言い続けてくれる彼に「こんな人と一緒にいたら、将来、楽だろうなぁ」と内心感じたのだという。

　1週間後、妻は元彼との関係を清算し、その報告も兼ねて会うこととなり、夫が自宅に遊びに来ることとなった。だが、その場でも彼の愛の猛アタックはとどまることを知らない。妻の服に描かれる無数のハートを見て「そのハート全部にキスするまで、今日は帰れない」「僕の愛、海より深いよ」と真剣告白。すさまじいまでの“愛の語彙力”に打ちのめされ、交際がスタートした。そんな中、ほどなくして、今度は夫の家に遊び行くことになった妻。だが、ドアを開けるなり見知らぬ外国人女性が出現する。

　交際3年目で夫はプロポーズを決意。記念日によく行くという高級鉄板焼き屋さんを予約し、お店のママさんに花束も預け、指輪も忍ばせ…と、サプライズの準備は万端だった。いざコース料理が始まると、夫は料理の味がしないほどに大緊張。考えていた段取りもすっとばし、とんでもない展開に。お店のスタッフやお客さん総出となるドタバタ爆笑プロポーズや、結婚指輪に秘められた感動秘話も明かされていく。

　結婚後判明したのは、夫が妻も驚嘆するほどの“家事・育児のプロフェッショナル”であったこと。新婚生活では、掃除・洗濯など家事全般を完璧にこなし、特に料理の腕前はピカイチだ。「3歳から包丁を握っていた」という夫は、「妻の喜ぶ顔が見たい」と日々味を探求し、絶品料理で妻をもてなしているという。自発的に全ての家事を担当してくれる夫に、妻も「どうぞどうぞ！」と大助かり。

　さらに藤井や咲楽を驚かせたのは、想像をはるかに超えた「夫の育児への真摯な姿勢」。「授乳など母親にしかできないことは多くあると思うが、夫はそれ以外のことで一緒にできることは、一緒に分け合っていきたい」と語る。妻が妊娠8ヶ月で夜中に目が覚めてしまう時は一緒に起きて、彼女が眠れるまで一緒におしゃべり。さらに子供が生まれた後は、子供の夜泣きが始まる前に目を覚まし、妻が夜泣きに気が付く前に全てのお守が終わっているというスゴ腕育児パパふりを見せる。彼は「世界一可愛いこの子を一生かけて守っていく」と高らかに宣言し、我が子の未来に想いを馳せる。