• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

『ドンブラVSゼンカイ』樋口幸平&駒木根葵汰、“混ぜるな危険”な作品の魅力を力説

 スーパー戦隊“VSシリーズ”第29作目となるVシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』が期間限定で劇場上映中。ORICON NEWSでは、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でドンモモタロウ/桃井タロウ役の樋口幸平(22)、『機界戦隊ゼンカイジャー』のゼンカイザー/五色田介人役の駒木根葵汰(23)にインタビューを実施し、“混ぜるな危険”な作品の撮影を振り返ってもらった。

Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.

Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


■テレビシリーズの思い出もトーク 『ゼンカイジャー』1年ぶり集結で「安心感」

 本作は主人公・桃井タロウの口ぐせ「これでお前とも縁ができた」が『SNS流行語大賞2022』にノミネートされるなど話題となった『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』と、1人の人間と4人のキカイノイドが悪と戦う『機界戦隊ゼンカイジャー』が、“VSシリーズ”でついに夢の共演を果たす。混ぜるな危険とささやかれた2つスーパー戦隊の共闘は一体どんな化学反応が起きるのか?未体験ゾーンに突入したVSシリーズが誕生する。3日から期間限定上映、9月27日にBlu-ray&DVDが発売される。Blu-ray&DVDのスペシャル版(初回生産限定)には、劇中に登場する「ドンゼンカイモモタロウ」に変身するアイテム「DXドンゼンカイブレード&ビクトリースーパーギア」が付属される。

――禁断の作品が完成しました。
【駒木根】撮影の時から、どんなものになるのか、ワクワクとドキドキの感情を持っていました。先日、観させていただいた時に『ゼンカイジャー』が出た瞬間に泣きそうになりました。『ドンブラザーズ』で活動はさせていただきましたが、『ゼンカイジャー』に会うのは1年ぶり(駒木根は『ドンブラザーズ』にマスターことゼンカイザーブラック/五色田介人役で出演)。画面の中の『ゼンカイジャー』を観て、「やっと帰ってきたんだ」と皆さんと同じ気持ちになりました。感動しました。早く皆さんに見てほしいなと思います。でも、『ドンブラザーズ』の桃井タロウの変身シーンがめちゃくちゃカッコよくて…。渡辺(勝也)監督に抗議したいなと思います!僕たちもカッコよく変身したかったのに(笑)。

【樋口】『ドンブラザーズ』の撮影前から、この『VS』シリーズを楽しみにしていたんです。『ドンブラザーズ』と『ゼンカイジャー』が混ざったら、どんな作品になるのか、と。その願いがかなって撮影させていただきました。なかなか『ゼンカイジャー』チームと同じ撮影になることが少なかったんですけど、1日だけ一緒のシーンを多く撮る日があったんです。カッコいい部分が少ない『ドンブラザーズ』と『ゼンカイジャー』という2つの異色のスーパー戦隊が混じって一緒に変身するシーンがあるんです。それが、とてもカッコよくて、スーパー戦隊ってスゴいんだなって改めて思いました。ぜひ、観ていただけるとうれしいなと思います。

――全員が横並びで変身するシーンは圧巻です。とーちゃんことハカイザー/五色田功も含めてでしたね。
【駒木根】とーちゃんの変身は注目です(笑)。とーちゃん役の川岡大次郎さんも、めちゃくちゃ喜んでいましたね。川岡さんは僕らの一回り以上、上ですけど僕らと同じぐらいヒーローに対する熱を持っていました。いくつになっても、変身して戦うことってカッコいいんだなと思いました。僕自身、『ゼンカイジャー』でも『ドンブラザーズ』でもヒーローをやらせてもらいましたけど、いつまでもヒーローへの憧れは持ち続けたいなと思います。

【樋口】『ドンブラザーズ』は、やっと6人で変身できたと思ったら、みんなバラバラになり、桃井タロウはいなくなる。ドタバタを何回繰り返すんだ、という感じですよね(笑)。でも、桃井タロウに振り回された、みんなの成長も見られたり、全員で変身するスーパー戦隊っぽいこともたくさんできた。この劇場版でしか観られないシーンがいっぱいあると思います。そこを受け止めてもらいたいです。

――『ゼンカイジャー』のメンバーと撮影して懐かしいと感じた部分はありましたか?
【駒木根】「カラフル」が戻ってくるとは思わなかったです。完全に同じではなかったんですが、足りなかったものは似たようなものを用意してくださり、スタッフさんの愛を感じました。あそこは唯一無二な場所。(榊原)郁恵さん、川岡さん、甲斐(まり恵)さんだったり、キカイノイドたちがいるあの空間はスゴく幸せな場所だったなと思います。そして(世古口)凌くん、あっちゃん(増子敦貴)、ひなちゃん(森日菜美)というキャラクター性は前と何1つ変わらないで存在し続けてくれたのがうれしかったです。改めて本当に大好きなんだなって感じました。

――キカイノイドとの撮影はいかがでしたか?
【駒木根】キカイノイドとしては同じスーパー戦隊の同期。でも、スーツアクターさんたちは大先輩だけど友だちみたいな感覚。キカイノイド姿になったら、ジュランだし、ガオーンだし、マジーヌだし、ブルーン。オンオフの部分が『ゼンカイジャー』らしくて好きだなって思って、感慨深かったです。

――『ドンブラザーズ』としての映像作品はこれで最後になります。
【樋口】1年以上、みんなで作ってきたもの。それが最後になる瞬間は、やっぱり感慨深いものがたくさんありました。でも、次のスーパー戦隊にしっかりつなげることができてよかったな、という安心もありました。あとキャストみんなの熱量が最後まで切れなかった。エンジンをふかし続けられてよかったなと思いました。これからもスーパー戦隊が続いていくと思いますが、その中の歴史でいいものにできたんじゃないか、という達成感がありました。終わって悲しいなという思いより、やりきったなという思いの方が強かったです。

■それぞれの作品の見どころを熱くトーク まさかの嫉妬の嵐に

Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.

Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

――本作は作品ごとのパートが分かれています。駒木根さんは『ドンブラザーズ』パート、樋口さんは『ゼンカイジャー』パートの見どころを教えてください。
【駒木根】先ほども少し言いましたが、神社でのタロウの変身です。もう見どころというか、逆に介人としては目をつぶって見ないでほしいぐらいカッコいいシーンです(笑)。あれでタロウの話題ばかりになると、アレなので本当はあまり言いたくないんですが(笑)。嫉妬心を抜きにしたら本当に素晴らしいシーンでした。『ゼンカイジャー』にはない色。『ドンブラザーズ』の桃井タロウだから完成するシーンなのかなと思います。

【樋口】僕はゾックスが冠をかぶって柏餅王に…。

【駒木根】なんで、俺はタロウのこと言ってるのに、ゾックスなの!(笑)

【樋口】でも、あそこが面白すぎて(笑)。『ドンブラザーズ』は重いシーンをやっているのに、ゾックスは王冠をかぶって柏餅を食べているのがホントに面白くて!印象深いというより記憶に残りますね。映画館で見て、もう1度『ゼンカイジャー』を全身で浴びたいと思います。介人のシーンだとドンモモタロウが出てくる直前のカシワモチワルドと戯れるシーンです。あれを成立させられるのは『ゼンカイジャー』だけのパワーだと思いました。

――カシワモチワルドが奇跡の復活を果たしますが…。
【駒木根】ここまで来ると、柏餅業界と大人のつながりがあるんじゃないかと疑ってしまいますよね…(笑)。そんなことはないと信じたいんですが、新宿バルト9の横にある追分だんご本舗さんとのコラボが発表されて。これは黒に近いかもしれません(笑)。でも、やるからには!『ゼンカイジャー』でカシワモチワルド回をやった時に、ちまたの柏餅が売り切れたという話を聞きました。今回も柏餅をたくさん売ってやろう、という気持ちで本気でやってます。映画を観終わったあとには、ぜひ柏餅を買ってください!

――『ドンブラザーズ』は「ドンブラザーズ解散!」とポスターに不穏な文字が踊っていますが…。台本を読んだ感想を教えてください。
【樋口】『ドンブラザーズ』は、50話の最後の最後でタロウの記憶が消えて本編が終わった。その物語を皆さんがとても盛り上げてくださった。深い物語だったと思います。それを映画の冒頭で(笑)。僕らが作り上げた50話は何だったんだろう、と(笑)。でも、物は言いようで、それも『ドンブラザーズ』らしさだと思います。井上敏樹大先生が書いてくださった大波乱の物語が『ドンブラザーズ』。台本を見て「えっ?」とは思いましたけど、そういうところが好きで着いてきてくださった方が多いと思います。全力で面白くしてやろうと思いました。

――50話の中で印象深いのは何話ですか?
【樋口】印象深いのは、やっぱり49話、50話ですね。タロウの記憶がなくなるシーンが続いたので、しんどかったです。そこに対して監督と一緒に「これぐらい記憶がなくなってもいいんじゃないか」と考えて作り上げました。タロウとは逆で、僕の記憶には残る話しでしたね。

――気になるのは、ついにマスターの正体が明らかになるのか、という部分です。
【駒木根】やっとマスターの正体が…。このためだけに、僕は撮影所に通っていたと言っても過言ではないです。『ゼンカイジャー』から見ていただいた視聴者の方、『ドンブラザーズ』を見てマスターの正体が気になっている方がいると思います。これを見ればマスターの正体が、やっとやっと…。この先は劇場で!

――最後に作品の見逃せないポイントをお願いします。
【駒木根】『ゼンカイジャー』チームとして1年ぶりに帰ってきました。なんとカシワモチワルドも再来します。記憶にも新しい人気の回だったと思います。パワーアップして『ゼンカイジャー』は帰ってきました。それを『ゼンカイジャー』が大好きだった皆さんに楽しんでほしいです。『ドンブラザーズ』のマスターの正体が気になった方も楽しめる作品です。僕は『ゼンカイジャー』の介人、『ドンブラザーズ』の介人として、スクリーンに存在できるのがうれしいこと。マスターもカッコいいなと思いましたし、ぜひ観ていただきたいです。

【樋口】『ドンブラザーズ』も『ゼンカイジャー』も、どちらも異色のスーパー戦隊。『ゼンカイジャー』はスーパー戦隊に新たな色を加えてくれ、それに続いた『ドンブラザーズ』。この2つじゃないと観られない作品になったと思います。僕たちも1つのチームとして、いいものができたと思います。見どころは介人の存在です。前作の主人公が、2作続けて出演するのは今までになかったこと。そこも堪能していただきたいです。ぜひ、観ていただきたいです。

――少し気が早いですが放送中の『王様戦隊キングオージャー』との『VS』シリーズが楽しみです。
【樋口】どうなるんですかね(笑)。カッコいいスーパー戦隊なので、僕たちが邪魔していいのか…。『ゼンカイジャー』には迷惑を掛けていいと思いましたが、『キングオージャー』には迷惑を掛けちゃダメだと思うので(笑)。ぜひ、来年があれば楽しみにしていただきたいです!

■ストーリー
 並行世界をめぐる旅から駄菓子カフェ「カラフル」に帰ってきた介人たち。しかし、そこでは新たなカシワモチワルドと“柏餅王”となったゾックスが、ゼンカイトピアを支配していた!? またもや柏餅中毒だらけと化した世界を救うため、ゼンカイジャーの新たな戦いが始まる! 一方、ドンブラザーズの世界では、タロウが去って1年、お供の5人は充実したプライベートを送りつつ、ジロウをリーダーに戦いを続けていた。そんな中、記憶が戻ったタロウが喫茶「どんぶら」を訪れる。復帰を祝福されるタロウだが、同時にメンバー全員から受けたのはドンブラザーズ脱退の相談だった…。それぞれの道を歩むことを決めた直後、再び現れた機界鬼がタロウに襲い掛かる! 2つの世界で勃発した事件が次元を越えた“縁”で結ばれたとき、2大スーパー戦隊の全力全開ミラクル・バトルが開幕する!

関連写真

  • Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.
  • Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.
  • Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.
  • Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.
  • Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.
  • Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.
  • Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.
  • Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する(左から)駒木根葵汰、樋口幸平 (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索